これは妻と二人三脚で生きてきた御年86歳の画家の集大成。
本展は昨年から続く連続個展の最終回第3弾となります。
聖書と、老子の哲学、そして4枚のレコードと足りるだけのお金。
それで生きてきたと胸を張る絵描きは、自らを“左巻きのアホ”と称します。
紆余曲折を経てご本人は元気に夢を語り続け本展の開催に至りました。
今日も愛する妻の手料理には「いただきます」と言わず「ワン」と吠えるそうな。
絵がご本人を生かし、苦しめ、家族を養った軌跡をここに少しだけご覧に入れます。
作家はきっと明日も吠え、明後日も吠え、対して絵はいつも黙してそこに在るのです。
(gallery yolcha イルボン)MIZUTA Kihachi|水田喜八
盲目になろうが、口笛吹いて絵を描こう、若い頃の私でした。
いやいや、格闘、苦闘の年月、寝食忘れて没頭の日、長いトンネルのスランプ、
欧米、中国、韓国、パキスタン覗いて回ったり。画材にコンクリート、おが屑、消臭剤、試行錯誤、道具の手作りしながら、やって来ました。自らの神経が自ずと働く色、色調は重要です。台湾で生まれ7歳で帰国、2024年86歳水田喜八の絵をどうぞごゆるりご覧ください。
水田喜八 EXHIBITION「episode ワン!」
会期:2024年5月4日(土)〜25日(土)
会場:gallery yolcha | FLAT space
時間:13:00~19:00(日のみ12:00~19:00)
休廊:⽕〜⽊曜
料金: yolcha運賃制(300円でチケットを購入/同金額分カフェ利用可)
LIVE EVENT
今西紅雪(箏)×イガキアキコ(ヴァイオリン)×ワタンベ(ドラム)
日時:5月6日(月・祝)19:00〜岩川光(ケーナ)×ファクンド・ソト(パーカッション)
日時:5月24日(金)19:00〜※イベント詳細 https://yolcha.jimdofree.com/
大阪市北区豊崎1-1-14