この度、Yoshimi Artsでは、展覧会「Insight 31」を開催致します。
「Insight」は、テーマに沿って、取扱作家の作品を中心に展開する展覧会シリーズです。31回目となる本展は “卑近なものたち/something familiar” をテーマと致します。
日常の卑近な生活空間やそこで使用されるオブジェとのかかわりは、我々に創造的な思考を与えてきたのではないでしょうか。既製品や廃物を転用するなどの方法で制作された作品が、風刺やユーモア、キッチュさを内包してしまうように。
また、手のひらにあるスマートフォンなどの新しいデバイスの登場により、個人や小さなグループがSNS等から発信する様々な情報が、世の中の人々に大きな影響を与えている状況も見逃せません。
本展に出品する作品の5名の作家は、それぞれのメディアに深い造詣があり、美術史を踏まえながらそれらを拡張する作品を制作しています。各作品の「卑近なものたち」に注目していただければと思います。
(プレスリリースより)
作家プロフィール
レイチェル・アダムス
1985年イギリスのニューキャッスル・アポン・タインに生まれ、現在グラスゴー在住。エディンバラ大学 エディンバラ・カレッジ・オブ・アート 卒業、オックスフォード大学 ラスキン・スクール・オブ・アート 修了。
近年の主な展覧会として、個展「Damp」(domobaal/ロンドン、2022)、「Open Studio」(Yoshimi Arts/大阪、2015)、「Posturing」(Scottish National Gallery of Modern Art/エディンバラ、2012)。グループ展に「”Material and Form” in a digital age」(Yoshimi Arts、2014)、「Paper」(Saatchi Gallery/ロンドン、2013)等。上出惠悟
1981年石川県生まれ・在住。東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業。
近年の主な展覧会として、個展「新蕉」(松坂屋名古屋店 美術画廊/名古屋、Yoshimi Arts/大阪、 2022)、「瓷板画展Ⅲ 「Under | Over」(t.gallery/東京、2022)。グループ展に、「開館15周年記念 現在地:未来の地図を描くために [2] 」(金沢21世紀美術館/石川、2019)、「第14回パラミタ陶芸大賞展」(パラミタミュージアム/三重、2019)等。笹川治子
1983年大阪府生まれ、現在茨城県在住。東京藝術大学 大学院美術研究科先端芸術表現領域博士課程 修了。
近年の主な展覧会として、個展「笹川治子<中村研一作品とともに> 届けられた色」(小金井市立はけの森美術館/東京、2023)、「リコレクション―ベニヤの魚 Recollection: the plywood fish」(Yoshimi Arts/大阪、2017)。グループ展に、「DOMANI・明日展 2021 文化庁新進芸術家海外研修制度の作家たち」(国立新美術館/東京、2021)、「城市震盪 City Flip-Flop」(C-LAB/台北、2019)等。佐藤克久
1973年広島県生まれ、現在愛知県在住。愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻 修了。
近年の主な展覧会として、個展「とりもなおさず」 (SHINBI GALLERY/東京、2023)、「SHOUONJI ART PROJECT 28th うらおもて」(照恩寺/東京、2021)。グループ展に、「世界を開くのは誰だ?」(豊田市美術館/愛知、2019)、「あいちトリエンナーレ 2016」(名古屋市美術館/愛知、2016)等。西山美なコ
1965年兵庫県生まれ・在住。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻 修了。
近年の主な展覧会として、個展「MINAKO NISHIYAMA / boudoir…」(Yoshimi Arts/大阪、2021)、「西山美なコ 90’s ★キラキラおめめ★」(Yoshimi Arts、2018)。グループ展に、「コレクション1 80/90/00/10」(国立国際美術館/大阪、2023)、「2023年コレクション展Ⅰ 《特集1》虚実のあわい」(兵庫県立美術館/兵庫、2023)、「フェミニズムズ / FEMINISMS」(金沢21世紀美術館/石川、2021)等。
Insight 31 “卑近なものたち/something familiar”
出品作品(作家名):レイチェル・アダムス、上出惠悟、笹川治子、佐藤克久、西山美なコ会期:2024年6月12日(水)〜30日(日)
会場:Yoshimi Arts
時間:12:00~19:00 ※日曜は~17:00
休廊:月・火曜
問合:06-6443-0080
大阪市西区江戸堀1-8-24
若狭ビル3F