茨木市のアートプロジェクト「HUB-IBARAKI ART PROJECT」で2021年に舞台作品の制作を行ったダンサー・黒田健太や、大阪在住で音楽家、美術家、ディレクターとして活動する國米翼らによるプロジェクト「verse-paradox」が、京都市のThe Sideにて《展示会 2024》を開催する。
黒田は、おおさか創造千島財団とヴィラ九条山が主催する「ARTIST IN RESIDENCE PROGRAM IN PARIS 2023/2024」の選出アーティストとして、2024年1月から3ヶ月間、パリで滞在制作を行った。今回のイベントには、そのレジデンス中に出会ったアーティストも複数参加する。
展示会について
「verse-paradox」は、本作りにおける〈共同作業〉のあり方を参考に、ジャンル、立場、性質を問わない様々な人々との交流、実践などを行うプロジェクトです。2023年からは、本の構造を物理的な空間として捉え、舞台芸術の手法を用いて新たな「場」を立ち上げる試みを行なっています。
今回は、「待合室」という空間コンセプトのもと、これまでに実践を通して出会ったアーティストから作品を預かり、展示します。会場はその作品たちとセッションするかのように毎秒姿を変え、本のように物語を紡ぎます。
あなたもまたその物語の登場人物であり、あなたが訪れることではじめて、ページがめくられるのです。
(國米 翼)verse-paradox
異なる現実がストリート上にて同じ緊急状態で直面することを「verse-paradox」と呼称し、「今、ここ―ここではないどこか」を繋ぐ試み。 本作りにおける〈共同作業〉のあり方を基に、舞台芸術の手法を応用し、ジャンル、立場、性質を問わない様々な人々との交流、実践を行なっています。
会期:2024年6月22日(土)〜6月30日(日)
会場:The Side
時間:13:00〜19:00
料金:入場無料 ※入退場自由
Special Events《待ち合わせ》
日時:6月22日、23日、29日、30日 19:00〜21:00(無料、入退場自由)
「特別に会場をオープンします。ぜひ、誰かとの待ち合わせにご利用ください。私たちも誰かを待っています。」企画/主催:verse-paradox
ダンサー:黒田健太(Kenta Kuroda)
ディレクター:國米翼(Tsubasa Kokumai)
デザイナー:坂口奈緒子(Naoko Sakaguchi)
照明デザイナー:渡辺佳奈(Kana Watanabe)メインビジュアル:坂口奈緒子
助成:笹川日仏財団、一般財団法人 おおさか創造千島財団
協力:The side、ヴィラ九条山、Institut français、Cité internationale des arts
滞在制作:Artist in Residence program in Paris 2023/2024
京都芸術センター制作支援事業
京都市下京区下鱗形町543
有隣文化会館 2F