
2025年2月22日(土)より、粉浜のartgallery opaltimesにて、企画グループ展「おまえの姿がよくみえる」が開催される。
ドローイングと詩のZINE、漫画、立体物などを制作する作家・でっかい火のディレクションにより、6名の作家が作品やZINEを展示する。
展覧会に寄せて
この度opaltimesさんで企画グループ展『おまえの姿がよくみえる』を開催いたします。
暗闇の中、ぼんやりと姿が浮かびあがる。
火に照らされたお前の顔かもしれないし、草むらに潜んでいた小さい虫、またはこれまで見えなかった自分自身そのものかもしれません。
何かをつくっていくことは、まるで暗闇の中で火を灯すような行為だと、この展示タイトルの決定時に感じました。今回の展示は、でっかい火ディレクションの企画となり、漫画・ZINE・イラストや絵画・立体作品など様々な分野を横断しながら制作をしている作家の方々をお招きしております。
絵描きなのかZINE発行人なのか漫画家なのか、きっと作家自身や鑑賞者によっても見え方が異なるでしょう。
『おまえの姿がよくみえる』というタイトルのように、その姿を互いに探り、ふと視線を交わすような展覧会になれば幸いです。
(でっかい火)

赤屋
インターネットを活動の拠点に絵や漫画を制作。主に人をモチーフとしたドローイングをおこなう。体調を作品に盛り込みつつあどけなさと欲望と理不尽な立体感を描きたいと思っている。ルールに興味があり、反芻によりルールの目的が感じられなくなった先にある作品を作成するため、自身で規定したルールに則した作品を多く作る。また、漫画においては強くて優しいこと、無駄な気遣いを表現したいと思っている。

蚊に
2024年冬、お茶のおいしさに気づき、大お茶時代に突入。
ぐにゃぐにゃしたり、うどんを好きなだけ柔らかく煮たり、ときどき思い出したように絵を描く。

1991年 平成3年6月3日3636gで兵庫県に生まれる。

津村根央
散歩や不条理の漫画、所在のないマヌケなイラストを描いたり、レイヤーを意識した作品を制作したりしています。主な作品に、3匹のイルカがいろんなものに「グッド」と言う漫画『スリー・グッド・ドルフィンズ』など。

みなはむ
1995年生まれ。東京都在住。武蔵野美術大学日本画学科卒業。
絵画を展示するなどの活動を続けるほか、装画を中心にイラスト・絵画の制作依頼を受ける。
作品集に『風の中みなはむ作品集』(パイ インターナショナル)、絵本作品に『よるにおばけと』(ミシマ社)がある。

でっかい火
自主制作出版物に興味があります。
寂しさや不在感、小さいものへの憧れ、
勇気のことなどを主にドローイングと詩のzine、漫画、立体物など。
現在はコミティアを中心に、その他ZINEイベントへも出展。
「おまえの姿がよくみえる」
会期:2025年2月22日(土)〜3月9日(日)
時間:月・木・金曜 13:00〜17:00 土・日・祝 13:00〜19:00
休廊:火・水曜
出展作家:赤屋、蚊に、かまぼこおたふく、津村根央、みなはむ、でっかい火
企画:でっかい火
DM design:urisakachinatsu
大阪市住之江区粉浜1-12-1