
2025年7月5日(土)から、西天満のYOD Galleryにて、現代美術家・宮田彩加の個展が開催される。
宮田は、京都造形芸術大学で染織を専攻したことがきっかけで、染めた布に奥行きやボリュームを出すために、手刺繍・ミシン刺繍によるオリジナルテクニックを使った制作を始めた。
均一で精密な仕上がりが特徴のミシン刺繍において、意図的に「バグ」を発生させることで生まれる糸の層を用いた「WARP」シリーズや、支持体の布をなくし糸のみで構築される「Knots」シリーズは、「エラー=失敗の行為から新たな価値観が生まれる」というコンセプトを根底に据えて制作されている。
また、生物の形態や物事の発生・進化の在り方に寄り添い、それらと対話するような表現も特徴的だ。大阪では2025年5〜6月に、阪急うめだ本店のコンコースウィンドーで展開された大規模なインスタレーション「ニュー博物誌~好奇心の遺伝子~」が記憶に新しい。
今回の個展では、新作から近作まで、さまざまな作品を展示予定。
会期:2025年7月5日(土)〜26日(土)
会場:YOD Gallery(大阪)
時間:13:00〜19:00
休廊:日曜
オープニングパーティー
日時:7月5日(土)17:00〜19:00問合:06-6364-0775
大阪市北区西天満4-8-7
千壽ビル 2F