展覧会 趣旨

甲南大学では毎年、国内外で活躍する美術家を招いて展覧会を行っています。この展覧会の企画・運営は、博物館実習生が中心となって取り組んでいます。
今年は、大阪市を拠点に個展・グループ展やワークショップなど各地で精力的な活動を続けている気鋭の画家・野原万里絵（のはら・まりえ）氏をお招きして展覧会を開催します。
京都市立芸術大学、同大学院出身の野原氏は、身の回りの風景や音などの環境、文字、自分で拾ってきた石などに触発されながら、求道者のように誠実に描くことと向き合ってきた画家です。日々、呼吸をするように繰り返されるモノクロームのドローイングを起点に、絵画のさまざまな可能性を探り続け、日本各地での滞在制作や展覧会への招待、パブリックスペースへの作品設置など、多岐にわたる活動を展開してきました。
2024年には、これまでの活動が評価され、大阪市が制定する「咲くやこの花賞」を受賞しています。神戸では、2024年新開地アートひろば、city gallery 2320に続く個展となります。ギャルリー・パンセの明るく開放的な空間と野原氏の作品の響き合いをぜひお楽しみください。

野原万里絵 個展「かたちのかけら」

会期：2025年9月19日（金）～11月7日（金）　※会期中無休

会場：甲南大学ギャルリー・パンセ（甲南大学5号館1階）

時間：月～金曜 9:00〜18:00／土・日曜、祝日 9:00〜17:00

料金：観覧無料

関連イベント
日時：10月26日（日）14:00〜15:30
会場：甲南大学5号館1階 511教室（ギャラリー横）
ゲスト：野原万里絵（出展作家）、伊達伸明（美術家）、池上司（A-LAB アートディレクター）
聞き手：服部正（甲南大学文学部）
※予約不要・聴講無料

展覧会に関する問合：078-435-2572（担当教員：服部）／078-435-2675（文学部事務室）