
⼤阪府⽴江之⼦島⽂化芸術創造センター(通称:enoco)では、次世代へのアートの継承・発展や、関⻄を拠点とする若⼿アーティストとの協働を⽬標として、子ども向けアートプログラム「こどもアーツカレッジ」を実施している。
2025年度は「コミュニケーションで広がる」をテーマに、現代美術の領域で活動する若手アーティストを講師に迎えて開催。2025年10月〜2026年1月にかけて、4名のアーティストが、それぞれの扱う素材や表現⼿法を活かしたプログラムを展開し、参加者の小学生はコミュニケーションとアートについて多角的に「かんがえ」「つくる」ことにチャレンジ。子どもたちが創作活動を通して、それぞれの⽣活環境の中で関わる⼈々とのつながりを深めるだけでなく、⾃然や⾝のまわりの“もの”を観察し、それらにふくまれる多様な関係性を⾒出していくことを⽬指す。
プログラムの成果物は2026年3⽉に開催される「こどもアーツカレッジ2025」展にて発表予定。
講師プロフィール

長田綾美(ながた あやみ)
美術作家
1997年大阪府生まれ。2022年に京都芸術大学修士課程染織分野修了。
「日常をリフレームする」をテーマに、ブルーシートなどの工業製品を素材に用い、物事の価値の再考を促す作品を制作している。

野村由香(のむら ゆか)
立体・インスタレーション作家
1994年岐阜県生まれ。2019年京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。粘土や紙、木といった素材を用いて立体作品を制作しており、水のようにかたちを持たず、流動的でとらえどころのない存在をテーマとしている。

坂本森海(さかもと かい)
陶芸家
1997年長崎県生まれ。2019年京都造形芸術大学美術工芸学科総合造形コース (現 京都芸術大学)卒業。同年からシェアスタジオ「山中suplex」に在籍。美術の枠組みの中で「陶芸」を使いながら作品を展開している。

長谷川由貴(はせがわ ゆき)
ペインター
1989年大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画修了。人間が植物との間に築いてきた関係性を通して、現代に生きる私たちのことをもふりかえるような絵画を油彩で制作している。
開催日:2025年10月26日(日)、11月16日(日)、12月21日(日)、2026年1月25日(日)
会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco] 2階ルーム8
時間:午前 10:30〜12:30 午後 14:00〜16:00 の2部制
定員:午前・午後 各12名(要事前申込・先着順)
対象:小学生
プログラム:
着られなくなった服に糸をぐるぐる つぶつぶ・ぽこぽこ、自分の「ぶんしん」をつくろう!
講師:長田綾美
開催日:10月26日(日)/申込開始:9月7日(日)〜誰かにプレゼントする、魔法の道具を工作しよう
講師:野村由香
開催日:11月16日(日)/申込開始:10月7日(火)〜粘土が勝手に動きだす !?クレイアニメーションを作ろう
講師:坂本森海
開催日:12月21日(日)/申込開始:11月7日(金)〜いろんなみどりが集まって大きくなるーあなたの枝をつくって、みんなで木にしよう
講師:長谷川由貴
開催日:2026年1月25日(日)/申込開始:2025年12月7日(日)〜参加料:各回2,000円(税・材料費込)
※enocoHPこどもアーツカレッジWebサイトから申込問合:TEL 06-6441-8050/MAIL:art@enokojima-art.jp
こどもアーツカレッジ2025展覧会
会期:2026年3月14日(土)〜4月5日(日) 予定
大阪市西区江之子島2-1-34