
ツチノコ伝説でごく一部に知られている農村・岐阜県東白川村にて、
半自給生活を営みながら全国を行脚する家族一座、Jaaja。
彼らを自然回帰主義とかパーマカルチャーとかに押し込めるのは間違った解釈で、
実のところは人間の快楽を追求するために生きているシンプルなケモノたちである。
彼らは時代に逆行しているように見えて、実は5000年くらい先を行ってる
ナチュラリストではないかと、わたしは常々思っている。
人間生活にとっての進化は、だいたい人間という動物の退化を意味しがちだが、
人間という動物にとっての進化は、すなわちJaajaのことだと信じて疑わない。
要するにいきものとして生まれた醍醐味を味わうために、
この世界の解像度を上げた人間存在=Jaajaなのである。
ブルース・リーは「考えるな、感じろ。」と言ったが、
感じることはカラダで考えることだ。
目で見えるものや頭で考えること以外の世界の解釈を、
彼らのつくるものから感じてもらえたらうれしい。
できればJaajaに直接会いに来て。
生きることはパレードだとわかるから。gallery yolcha
車掌 イルボン—
Jaajaの住んでる所は、夏は冷房がいらなくて、
冬は雪は少ないけど、霜が降りて地面が凍ります。
暑い夏以外は薪を割って、寒い冬以外は田んぼや畑をやって、
ヤギやヒツジや動物たちの世話は一年中。鹿やイノシシが猟師さんから突然届きます。
そんな時は何よりも優先して解体、肉を取って、毛皮をなめして、骨を煮込みます。
腐敗が始まるのでモタモタしていられません。
これらの年中の作業は1円にもなりませんが、生き物が生きるのはそういうことだと思ってます。
食べ物、生活に必要な燃料、作品の素材やアイデアが手に入ります。
日々の作業の合間に作品を作り、日が暮れたら音楽をやって、
誘ってもらった展示やライブに出かけます。犬も一緒に行くのでホテルには泊まれません。
人間以外のものたちが身近で、インスピレーションを受けて、
それを人間に届けるやらなくてもいいことをやっています。
そんな我々の在り方を良しとしてくれるほんの少しの人たちのおかげで,
Jaajaはこの世に存在できてて、まったくありがたいこってす!
Jaaja exhibition
「解像人間」
-kaizou ningen-会期:2025年9月14日(日)〜10月13日(月・祝)
会場:gallery yolcha
時間:13:00〜19:00(日曜のみ12:00〜19:00)
※最終日はイベント開催のため16:00にクローズ、イベント終了後に再度オープン定休:火〜木曜、9月26日(金)〜28(日)
料金:yolcha運賃制(300円で乗車券を購入/同金額分カフェ利用可)
会期中イベント
Jaaja ライヴ「人間にうたう」with まんだだ
日時:10月13日(月・祝)16:00開場、17:00開演
会場:gallery yolcha|FLAT space(yolcha隣接)
料金:3,000円+1ドリンク
予約:gallery.yolcha@gmail.com
大阪市北区豊崎1-1-14