
心斎橋の写真ギャラリー「ギャラリー・ソラリス」にて、2026年6月30日(火)〜7月5日(日)の6日間、マキエマキ作品展「まるで何もなかったように」が開催される。
マキエは商業カメラマンとして長年活動した後、「昭和のエロ」をテーマにしたセルフポートレート作品の撮影を始め、旧遊郭、温泉、ラブホテルなど、さまざまなロケーションやシチュエーションを模索しながら作品を制作・発表してきた。
本展では、既に解体・営業終了したナイトビジネスにまつわる場所で制作された作品を中心に展示する。
本展示は、2016年から2026年に撮影した作品の中から、解体・営業終了済みの「旧妓楼、ラブホテル、飲食店街」といったナイトビジネスにまつわる場所でのロケ作品で構成しました。
2000年代に入ってから「浄化」の名のもとに、昭和の時代には当たり前であった性的サービスや表象、表現がどんどん姿を消しています。
戦後の闇マーケットの雰囲気を残していた飲食店街や公私娼に関わる場所も、私がマキエマキと名乗り始めてからの10年で閉鎖、解体が進みました。再開発や表現規制で悪所や性的な表象がリアル世界から消えていく一方、ネットの世界の中では昭和の頃よりも強い憎悪に満ちたミソジニーや暴力的な性表現が見られます。
センシティブの蓋で現実世界に存在するものを覆い隠したところで、性というものが人の生きざまに関わるものであることに変わりはありません。
性のリアリズムをないもののようにしてしまう昨今の風潮に、私は疑問と危機感を感じています。悪所と呼ばれた場所で、確かに存在した男と女の営み、そこから生まれた心の闇。作品を通じて「昭和のエロ」とはなんだったのか、そんなことを考えていただけると幸いです。
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マキエマキ プロフィール
1966年大阪生まれ。1993年より商業カメラマンとして雑誌、広告などを主体に営業。2016年よりマキエマキ名で作家に転向する。
マキエマキの作品は、自身の女性性を前面に押し出しながら、男性のエロティックなファンタジーをユーモラスに再現するスタイルが特徴。シンディー・シャーマンやマリーナ・アブラモヴィッチに影響を受け、自身の身体を使って社会や性に対するメッセージを発信している。
旧赤線エリア、鄙びた温泉、寂れた漁港といった昭和の庶民の生活臭が漂うロケーションも見どころ。著書:
「マキエマキ」集英社インターナショナル
「くらべるエロ」 玄光社
「似非」 産学社
「マキエイズム」みらいパブリッシング作品提供:岩本薫・著「つげ義春が夢見たひなびた温泉の甘美な世界」みらいパブリッシング
テレビ出演歴:
2020年09月 フジテレビ「アウトデラックス」自撮りで仕事をなくした女
2021年11月 NHK「不可避研究中」ルッキズム あなたの中にあるかもしれない
2023年12月 NHK「ドキュメント20min.」熟写・マキエマキコレクション:大道芸術館
受賞:東京女子エロ画祭りクランプリ&ニコ生賞 W受賞
会期:2026年6月30日(火)〜 7月5日(日)
※作家は全日終日在廊予定会場:ギャラリー・ソラリス
時間:12:00〜19:00 ※最終日は18:00まで
入場料:500円(限定グッズプレゼント付)
大阪市中央区南船場3-2-6
大阪農林会館B1F


