
このたびthe three konohanaでは、2年ぶりとなる小松原智史(KOMATSUBARA Satoshi, b.1989)の個展「解く 組む」を開催します。
弊廊での直近2回の個展、「ばける|きえる|うけいれる」(2022年)と「ふたたび巣をたてる」(2024年)では、これまでドローイングの反復と蓄積を起点に制作を続けてきた小松原が、自らの表現を更新するために取り入れた様々な制作方法による作品群を発表し、平面と空間それぞれの枠組みからその変化と展開を見つめ直す機会としました。この過程はただ自らの表現の幅を広げるためではなく、自らの身体の動き、材料や道具、場所など、制作を取り巻く環境に観察すべき対象が広がったことにより、それらの構造や性質に応じて作品が変化するように心がけた結果だと彼は語っています。
さらに、今年の冬に千葉・流山のartcenter NAZUKARI WAREHOUSEで開催した個展では、自ら漉いて制作した和紙による大規模な作品を初めて発表しました。普段の描く行為と同等な身体の動作を、紙を漉く工程の随所に取り込むことで、意図的に表面の凹凸や隙間を造形することが可能となりました。さらにこの平滑でない支持体に筆を加えることで、2種類の制作行為を並行かつ平等に作品内に成立し得るつくりを見出しました。本展では、近年取り組んできた様々な制作方法を融合させつつ、平面と空間それぞれの表現を分け隔てなく作り上げることを志向した新作を軸に発表します。双方の枠組みにとらわれず、自らの身体の運動と制作環境へのあらゆる観察から直接的に現れる制作の行為を、フラットに作品内に結び付けること。自らを取り巻くあらゆる要素を「解く」ことと「組む」ことを繰り返しながら、自らの作品となりうる必然性を探し求めている、いまの小松原の制作の姿勢と過程に触れる機会になれば幸いです。
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1989 奈良県生まれ
2011 大阪芸術大学美術学科卒業
2013 大阪芸術大学大学院芸術研究科修士課程修了[主な個展]
2014「エノマノコノマノエ」the three konohana(大阪)
2016「コノマエノコマノエ」the three konohana
2018「巣をたてる」the three konohana
2019 ガレリアフィナルテ(愛知/’21)、座ギャラリー(滋賀)
2022 「ばける|きえる|うけいれる」the three konohana
2023 「ムカデクジラを接ぐ」古今雑貨と珈琲空木(奈良)
2024 「ふたたび巣をたてる」the three konohana
2026 「なづかりぐらし」artcenter NAZUKARI WAREHOUSE(千葉)[主なグループ展]
2012「リアリティとの戯れ」なんばパークス(大阪)
2013「第16回岡本太郎現代芸術賞展」川崎市岡本太郎美術館(神奈川)[特別賞受賞]
2015「奈良・町家の芸術祭はならぁと2015」宇陀松山・アキヤマ(奈良)
2018「アーツ・チャレンジ2018」愛知芸術文化センター
2019「Temps de Flores de Girona」(ジローナ・スペイン)
「AT ARTS EXHIBITION」蔵元藤居本家(滋賀)
「WSMA 2019 – REBIRTH」御所市・岸本邸元酒蔵、青果市場跡(奈良)
2020「MATERIAL INCIDENT」DUAL GALLERY(ジローナ・スペイン)
「MIND TRAIL-奥大和心のなかの美術館」曽爾村(奈良/’21、’22)
2021「AT ARTS EXHIBITION-浄厳院現代美術展」金勝山浄厳院(滋賀)
2023 「NEURON BAG」丸山勇進堂、Kirittai Gallery(大阪)
「箕面の森アートウォーク2023」西江寺(大阪)
2024「KoMoMa」Espai 29、Hilarium、GLAEMPORDA(ジローナ/スペイン)(プレスリリースより)
会期:2026年10月3日(土)~11月8日(日)
会場:the three konohana
時間:12:00~19:00
休廊:月~水曜
料金:入場無料
同時開催・小松原智史出品
企画展「自然とかたちの表現書と墨の“かたち”」
会期:2026年10月3日(土)〜2027年1月17日(日)
会場:高槻市立自然博物館あくあぴあ芥川(高槻市南平台5-59-1)
高槻市立自然博物館から提供された「標本にはならないもの」を取り入れて制作した新作を展示。
大阪市此花区梅香1-23-23-2F




