大阪出身の劇団子供鉅人が、長尾謙一郎による漫画『ギャラクシー銀座』を舞台化し、上演する。感染症対策のため東京のみでの公演となるが、劇団としては初のライブ配信を行う。
劇団子供鉅人は、2005年に益山貴司・寛司兄弟を中心に大阪で結成。2014年からは東京を拠点に活動している。人間存在のばかばかしさやもどかしさをシュールでファンタジックな設定で描き、毎年大阪でも新作を発表してきた。
今回の作品の原作は、日本漫画界の鬼才と呼ばれる長尾謙一郎が、「ビッグコミックスピリッツ」にて2007〜08年に連載した不条理ギャグ漫画。引きこもりの主人公・竹之進が新型覚醒剤により脳内幻覚に惑わされ、数年ぶりに飛び出した外界で、シュールかつアヴァンギャルドなエピソードの数々に巻き込まれていく。
漫画原作の公演は劇団初。原作者の長尾と劇団は、これまでにも度々交流してきた。代表の益山貴司が本作のファンであるとともに、「主人公の2人が劇団員に似ている」ということで数年前より舞台化を企画。不条理かつミステリアスな世界感を忠実に再現する。
アナログな表現を得意としてきた子供鉅人だが、今回は大量のプロジェクターによる初の映像演出に挑戦し、「体感するカオス」を舞台空間に生み出すという。
音楽は、大阪アンダーグラウンド音楽シーンを牽引するバンド、オシリペンペンズが担当する。
日程:2020年11月27日(金)〜12月6日(日)
*ライブ配信日時:12月4日(金)19:30〜/5日(土)13:00〜、18:00〜/6日(日)16:00〜会場:下北沢 駅前劇場
原作:長尾謙一郎(小学館「ビッグコミックススペシャル」刊行)
脚本・演出:益山貴司
出演:益山寛司、億なつき、キキ花香、影山徹、ミネユキ、益山U☆G、古野陽大、うらじぬの、地道元春、益山貴司
音楽:オシリペンペンズ
料金:前売(一般)4,500円/当日(一般)5,000円/配信チケット 2,800円
下北沢 駅前劇場
東京都世田谷区北沢2-11-8 TAROビル3F