レザーシューズや革小物などを中心としたプロダクトを展開するHender Scheme （エンダースキーマ）が、2022年10月8日（土）、大阪市北区・豊崎に、関西初となる直営店「スキマ 大阪」をオープンする。内装はDDAA/DDAA LABを主宰する建築家の元木大輔。築60年以上の木造平屋に広がる、約160m²の延床面積と高い天井を生かした空間には、フルラインナップのコレクションが並ぶ。

東京・浅草にあるアトリエを拠点とするHender Schemeは、社会的な性差にとらわれない、自由なものづくりをコンセプトに掲げるブランドだ。2010年に初のコレクションを発表して以来、シンプルで遊び心のある佇まいのみならず、プロダクトが誕生するまでの背景やプロセス、また、人の手に渡ってからの経緯までをも見据えた、魅力的なデザインを展開している。

そして、その理念はスキマ 大阪にも息づき、今回の内装では、多くの時間と文脈を含んだ唯一無二の建物に対し、「改装」ではなく「加装」というアプローチが図られた。「改装」は、意匠性を含まずに取り付けられた補強材などの“既存”に、新たな意匠を施し仕上げることだ。しかし「加装」は、“既存”を積極的に受け入れ、手を加えずに空間へ新たなレイヤーを付け足していく。そうした考え方はファサードや什器などのデザインにも落とし込まれ、店内に並ぶシューズやバッグ、スモールレザーグッズをはじめとするコレクションとともに、Hender Schemeの世界観を立ち上げる。

なお、オープンを記念し、定番のレザーシューズ「front gore」をレオパード柄のヘアレザーで再構築したモデルと、ショルダーバッグ「one side belt bag small」の2型が、スキマ 大阪限定で発売予定。新たな拠点から発信されるブランドの新しいプレゼンテーションに注目してほしい。