大阪中之島美術館と関西・大阪21世紀協会の共催事業、関西ゆかりの若手作家を紹介する展覧会企画「Osaka Directory」が始動した。第1期、写真家・赤鹿麻耶による個展「Osaka Directory 1」が2022年9月11日(日)まで開催。
2022年度を皮切りとする「Osaka Directory」は、“これからの時代を象徴する、新たな表現を生み出す作家”を毎年紹介していくべく立ち上がった。本プロジェクトの記者会見で、大阪中之島美術館館長・菅谷富夫は「若い人が大阪で活動するきっかけになれば」「大阪の美術館としての、私たちの仕事である」と語り、共催に至った経緯には「自分たちでできないことは、できる人たちと一緒にやる。自分たちだけで閉じない、完結させないことが大事だ」と触れた。
会場は、美術館2Fの多目的スペース。壁に仕切られたホワイトキューブではなく、同じフロアにあるミュージアムショップやほかの展示を見に来た人たちが、思いがけず作品と出会うオープンな場所でもある。作家がどのように空間を構成するか、毎回注目していきたい。第2期は貴志真生也、第3期に遠藤薫が個展を控える。
第1期:赤鹿麻耶
会期:2022年8月6日(土)〜9月11日(日)
第2期:貴志真生也
会期:2022年11月23日(水・祝)〜12月25日(日)
第3期:遠藤薫
会期:2023年1月20日(金)~2月26日(日)
会場:大阪中之島美術館 2F 多目的スペース
観覧料:無料
休場日:月曜日(祝日は開場)
主催:大阪中之島美術館、公益財団法人 関西・大阪21世紀協会【設立40周年記念事業】
協賛:サントリーホールディングス株式会社、ロート製薬株式会社、大和証券株式会社、西日本電信電話株式会社、ダイキン工業株式会社、株式会社丹青社