南堀江のTEZUKAYAMA GALLERYにて、鈴木淳夫の個展「彫る絵画 -モノクローム- 」が開催。
鈴木は1977年愛知県に生まれ、2001年に静岡大学大学院教育学研究科を修了。現在は出身地の愛知県豊橋市を拠点に活動している。自身の作品を「彫る絵画(Carved Painting)」と称し、幾重にもパネルの上に塗り重ねた絵具の層を彫刻刀で削り出すことで、さまざまな図柄を描く作風で制作を重ねてきた。鈴木が作り出す画面は作家の息づかいすらも感じ取れる程の鮮明な行為の痕跡として鑑賞者に提示され、同時に「彫る」という反復行為によって顕在化した絵具の断層は、作家が作品と対峙した膨大な時間を物語る。
同ギャラリーでの2019年の初個展では、色の三原色である赤、青、黄の三色に限定した作品構成だったが、今回は白黒のモノクロームに統一した作品群を展示。また作品の表面から削り取った絵具片によって作られた立体作品や平面の小品も出品する。
なお、同ギャラリーのViewing Roomでは、鈴木の企画によるグループ展覧会「絵画の証Ⅲ -東海版-」を同時開催。鈴木のほか、浅野弥衛、国島征二、山田純嗣が出展する。
会期:2021年9月17日(金)〜10月16日(土)
会場:TEZUKAYAMA GALLERY Main Gallery
時間:12:00〜19:00
休廊:日・月曜日、祝日
問合:06-6534-3993 info@tezukayama-g.com
同時開催
「絵画の証 Ⅲ -東海版-」
絵画における芸術の本質=証を探し求めようとする実験的な試みとして、東海地方を活動拠点とする中堅〜物故作家4名を紹介。
会期:2021年9月17日(金)〜10月16日(土)
会場:TEZUKAYAMA GALLERY Viewing Room
出展作家:浅野弥衛、国島征二、鈴木淳夫、山田純嗣
*9月18日(土) スペシャルトークを開催。詳細は公式サイトにて。
大阪市西区南堀江1-19-27 山崎ビル2F