深江橋のギャラリー・ノマルにて、画家・山田千尋の個展が開催される。
山田は1994年生まれ。2016年に京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻を卒業。軽やかな色彩と、主にSNS上の写真から抽出したケガや排泄物などのモチーフが印象的だ。
同ギャラリーでは昨年に続き2回目となる今回の個展では、同一のモチーフを題材とした大小さまざまな油画を壁面毎に複数点展示。描いている対象は同じながら個々に異なる筆跡や色合いの作品を一望することで、画一的でないものの見方、感じ方の多様性を提示すると共に、描くことの唯一性=本質を探求することを試みる。
なお、展示最終日に開催されるクロージングライブには、同ギャラリーをホームとするsara(.es / piano)と、「BOREDOMS」ほか多数のバンド/ユニットやソロワーク、内外の音楽家とのセッション等で活躍する山本精一が出演。彼らの奏でる音と山田の絵画が相まってどのような空間が立ち上がるのか、興味深い。
[作家コメント]
こんにちは。
山田千尋と申します。
油絵を制作しています。試し描きから大きな作品まで、全て同じモチーフの絵で、壁一面を埋めつくす展示をいつかやってみたいなと思っていたのですが、今回とてもありがたいことに、ノマルで挑戦させていただけることになりました。
絵の具と絵の具の重なりから、絵が生まれてくるような様子を見てもらうことができたらいいなと思い、展覧会名を「ベイビー」と付けることにしました。
山田千尋
(Webサイトより)
会期:2022年2月26日(土)~3月26日(土)
会場:ギャラリーノマル
時間:13:00~19:00
休廊:日曜、祝日
関連イベント
Closing Live “BABY”
日時:3月26日(土)19:30~(開場19:00)
会場:ギャラリーノマル
出演:山本精一、sara (.es)
料金:前売2,500円、当日3,000円
※予約制。予約フォームまたは電話(06-6964-2323)にて申込。
大阪市城東区永田3-5-22