【STATEMENT】
Gray Areaは、一般的には、グレーゾーンと呼ばれるものである。
現代では、無数の情報とそれらにまつわる制度や技術発展、そして、人間の倫理や概念的な発展などが複雑に絡み合い、多様な関係が至るところで生まれている。そうやって生まれた多様な関係性においては、必ずしも一つの結論を導き出すことは難しく、正解があるのかどうかもわからない。
人間によって一度社会に生み落とされた情報は社会との相互作用によって伝言ゲームのように変化するとともに、それにアクセスする人間の概念も多種多様に存在するため、情報と人間の関係性は、固定的なものではなく流動的なものになる。そうすると、当然に溝や空白が生じ、グレーゾーンが発生することになる。
本展では、グレーゾーン、情報、関係性をキーワードに、グレーゾーンを出入りする作家たちによる展覧会を構成します。社会を浮遊する情報という微生物を捕まえそれの写像化を図る者、情報を書き加える者、情報を書き換える者、情報を生態系として捉え俯瞰する者、彼らの作品に視覚的に触れる中で、観賞する皆様それぞれと作品との間に化学反応が起き、周囲にある情報との関係性を推し量るきっかけになれば幸いです。(Instagramより)
会期:2022年4月9日(土)~24日(日)
会場:Marco Gallery
出展アーティスト:ARIKA、KINJO、SHEA、STANG、葭村太一
時間:14:00~18:00、19:00〜21:00
休廊:月・火曜日
大阪市中央区南船場4-12-25
竹本ビル1F-3F-4F
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