芸術や芸能と呼ばれる、ある種“役に立たない”とされるものが、端に追いやられてしまう場面が最近よく見かけられます。実際的な利益や数値で文化を測るなんてナンセンスとスルーするだけでなく、そんな事態になっている現在において、私たちが生きるインフラとしての“芸術文化”をもう一度タフに考え、議論することは、これまで芸術文化によって何かしら影響を受け、いろんなかたちで救われた者として積極的にやっていきたいことです。さて、2012年から発行してきたおおさか創造千島財団のフリーペーパー『paperC』が、紙からWebへと移行しました。イベント・展示情報から地域の文化を担う店舗・スポット、活動するつくり手やアーティスト、研究者などなど、大阪の状況を紹介していくWebメディアとして、これからも活動していきます。大阪の芸術文化のいまを考える特集コンテンツもじっくり仕込み中。お楽しみに。
Event
2019.11.25
#STAGE#PERFORAMANCE#大阪府外

ドイツで初演された筒井潤/dracomの『釈迦ヶ池-Der Buddha-Teich』、
京都芸術センターにて上演

大阪を拠点に活動する演出家・劇作家、筒井潤が主宰する公演芸術集団「dracom(ドラカン)」が、京都芸術センター、ドイツ・デュッセルドルフの劇場FFT(Forum Freies Theater)との共同制作作品『釈迦ヶ池-Der Buddha-Teich』を、京都芸術センターにて上演する。今年9月にFFTで初演されたもので、国内では初の上演となる。

本作のテーマは「謝罪」。筒井は2017〜2018年に公演やリサーチのためにデュッセルドルフに滞在したが、「すぐ謝る日本人」と「なかなか謝らないドイツ人」の違いが気になっていたという。そんななか、明治13年に大阪・吹田市で起きた「釈迦ヶ池遊猟事件」(*1)を知り、今の社会や国家の謝罪について考えるためのヒントを得て創作に取り組んだ。

本作の登場人物はドイツ人と日本人が1人ずつ。それぞれの母国語で話し、日独2ヶ国語の声や字幕が入り乱れる。釈迦ヶ池遊猟事件の当事者が感じたであろう、意思疎通できないことのもどかしさを、観客も共有できるような舞台になりそうだ。

ドイツで初演された筒井潤/dracomの『釈迦ヶ池-Der Buddha-Teich』、京都芸術センターにて上演

*1 釈迦ヶ池遊猟事件

明治13年、ドイツから来日していたプロイセン王国の17歳の皇族ハインリヒが、禁猟区域である釈迦ヶ池でお忍びで鴨猟をしていた。それを発見した村人が彼を皇族と知らずに殴打したことに対し、プロイセン王国側が、大阪府ならびに外務省に抗議を申し入れ、ドイツと日本の間の国際問題に発展した。当時の日本とプロイセンとの国力の差から、日本側から一方的な謝罪を行うに至った。

筒井潤 / Jun Tsutsui

演出家、劇作家。公演芸術集団dracom リーダー。2007 年京都芸術センター舞台芸術賞受賞。2018年11月ニューヨークのSegal Center Japanese Playwrights Project 2018 において、日本現代演劇の優れた作品のひとつとして代表作『ソコナイ図』が選出された。dracom の活動のほか、個人としてDANCE BOX 主催『滲むライフ』、京都造形芸術大学舞台芸術研究センター主催『破壊の子ら』で演出、山下残振付作品、マレビトの会、KIKIKIKIKIKI、維新派、羽鳥嘉郎演出作品、akakilike、悪魔のしるしに出演等、ジャンルや形式にこだわらず活動している。

筒井潤/dracom『釈迦ヶ池-Der Buddha-Teich』

会期:2019年12月6日(金)〜8日(日)

開演時間:

12月6日(金)19:00

12月7日(土)14:00 *アフタートークあり

12月8日(日)14:00

会場:京都芸術センター 講堂

 

作・演出: 筒井潤

出演: 鎌田菜都実、ナジャ・デュスターベルク

ドラマトゥルク:オレック・ジューコフ

 

料金:一般 前売2,500円・当日3,000円、U25 2,000円(前売のみ、要証明書提示)

問合:京都芸術センター 075-213-1000

 

京都芸術センターCo-programカテゴリーA(共同制作)採択企画

京都芸術センター

京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2

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