このたび写真専門ギャラリー「ソラリス」(大阪・心斎橋)では、6/7〜6/12まで、マキエマキ写真展「マキエ式」を開催します。
1993年よりフリーランスの商業写真家として仕事をしてきたマキエマキは、これまで「昭和のエロ」をテーマにしたセルフポートレート作品を発表してきました。2018年に開催された第5回東京女子エロ画際でのグランプリ受賞をきっかけに「新しい時代のフェミニズムアート」として話題を呼び、「芸術新潮」「日本カメラ」などのメディアで取り上げられたほか、イギリスのアートマガジン「ELEPHANT」でも紹介され、2019年には初の作品集「マキエマキ」(集英社インターナショナル)を、刊行しています。
マキエマキによる写真展は、ソラリスでは2回目となります。前回の作品テーマは「空想ピンク映画ポスター」でしたが、今回の作品テーマは「つげ義春」。つげ義春は、1960年代〜80年代後半にかけて「ねじ式」「ゲンセンカン主人」「無能の人」など数多くの短編マンガを発表し、シュールレアリスムを取り込んだ独自の表現に、熱狂的なファンが多い漫画家です。1987年以降、新作を発表していませんでしたが、2020年にフランスで開催されたアングレーム漫画祭で特別栄誉賞を受賞したことで、今、再び注目が集まっています。
今展覧会では、展覧会タイトルの元になった代表作「ねじ式」の舞台、千葉県太海の漁港や「ねじ式」と並ぶ人気作「ゲンセンカン主人」の舞台となった群馬県の湯宿温泉など、つげマンガの聖地を背景にしたセルフポートレートを展開いたします。また前回の空想映画ポスター展とは趣を変え、デザインワークを入れない写真作品のみでの構成となっているのも見どころです。
つげ作品に描かれた漁港や温泉の現在の姿と、マキエマキが紡ぐストーリーをご堪能ください。
(プレスリリースより)
会期:2022年6月7日(火)~12日(日)
会場:ギャラリー・ソラリス
時間:11:00~19:00
入場料:500円(限定グッズプレゼント付)
問合:06-6251-8108 hello@solaris-g.com
大阪市中央区南船場3-2-6
大阪農林会館B1F