ロシアによるウクライナ侵攻。それに呼応する日本各地の若者文化、公道に出始める。そんな日本アンダーグラウンドMAPを埋めるかのように、関西でも反戦デモ連動型ライブ・演劇などのごっちゃ煮企画が緊急開催される。内容は、岸和田だんじり祭り他で白い鳩を飛ばし続ける鳩飼い、西野清和がFREE SKYを祈念して開催地・大阪城野外音楽堂から多数の鳩を実際に放ち、祭りを祝祭する。日本最古のロックフェスティバルプロデューサーとして知られるKi-yanこと木村英輝が大阪城野音のステージでウクライナカラーの鳩のライブペインティングを行う。動物の鳩と絵の鳩が共に交差し平和を求める、LOVE DOVES。今回の行動に呼応した中心は渋さ知らズオーケストラ。入場無料の野外フリーコンサートで渋さ知らズオーケストラを観れるのはまたとない機会。コンサート終了後、渋さ知らズのメンバーがちんどん屋に形を変え、公道デモを盛り上げる。そんな渋さ知らズの音楽と”共に歩む”のが戯曲家、坂手洋二によるNON-WARリーディングパフォーマンスだ。1935年、ユダヤ系ポーランド作家のユゼフ・ヴィトリンによる現ウクライナ地域の民衆の苦悩を描いた反戦小説『地の塩』。日本語訳はない本作を、日本で唯一、言語が入り交ざった原著『地の塩』の翻訳が可能とされる立命館大の文学者・田中壮泰が急ピッチで翻訳を進め、それを坂手洋二が作り始める。これは数年がかりのプロジェクトであり、今回がその第一歩となり、関西の若手演劇人の参加を募っている。主催者曰く、多様な議論の場の創造と、困難な立場に置かれた人たちへ寄り添う、SOLIDARITY TREE。そして、社会運動と一般の境界を拡げ、その周縁での若者の活躍にスポットライトを当てる。今回スポットがあたるのは、ダンサー・小倉笑と、小説家をめざす学生・齊藤ゆずか。偶然にも、参院選公示日にあたる6月22日に開催される当イベント。今の日本の政治には変わってもらわないといけないことは明らか。私たちが平和を望むことが向かう先は東欧だけではない。学問と政治、平和との関係、学術会議任命拒否された松宮孝明さんと岩波新書から出版されたばかりの『学問と政治』を一緒に読んで、夜空のもとそれぞれが考えていることを話す。市民運動を続ける京大教授、駒込武からの現在の大学を取り巻く状況も聞く。
大阪万博まで続けていく所存、FREEDOM OF MOVEMENT!!。
当日、ドキュメント撮影します、IT’S MY LIFE。
田所大輔
(Webサイトより)
日時:2022年6月22日(水)17:00~(開場 16:00)※雨天決行
会場:大阪城野外音楽堂(祭典終了後中之島公園までデモ行進)
タイムテーブル&出演者:
17:00〜17:10 開会挨拶、『solidarity tree』小倉笑(奉納ダンス)、山中透(音楽)
17:10〜17:40 『non-war』坂手洋二リーディング演出ウクライナ反戦小説『地の塩』第一弾
17:40〜17:50 『love doves』画家、Ki-Yan 木村英輝+西野さん白い鳩飛ばし、ギター:三原康可(内田裕也トルーマンカポーティR&Rバンド)
17:45〜18:35 『free sky』ライブ:渋さ知らズオーケストラ
18:30〜18:50 『freedom of movement』学術界からのアピール『松宮孝明(学術会議任命拒否教授/ 刑法学、立命館大学)』+夜空で本を読む会(岩波新書『学問と政治』)feat. 駒込武(植民地教育史、京都大学教育学部教授)
(司会進行:ミヤガワ修虫 -ザ・ノックダウンズ-)
18:50〜18:55 『it’s my life』齊藤ゆずか(京都大学文学部3回生)
19:15〜20:00 デモ行進(大阪城野外音楽堂森ノ宮駅から中之島公園)イラスト:松岡日菜子@fukusukeotafuku
記録写真:金サジ
当日ドキュメント撮影チーム:佐藤寿保(映画監督)、諸沢利彦(映像作家)、佐藤訪米(映画監督)、今井俊裕(映像編集)、タニガワヒロキ 他参加費:無料(カンパ制) ※先着500名に缶バッチ進呈、飲食持ち込み自由
主催:田所大輔(TADOKORO COMPANY -PLATE-)
WEB本拠地:www.tomoni622.com
クラウドファンディングページ:https://motion-gallery.net/projects/tomoni_osaka
大阪城野外音楽堂
大阪市中央区大阪城3-11 大阪城公園内