映画『太陽が知っている』などで知られ、“世界最高峰の女優”として名を馳せるも、43歳の若さで亡くなった女優ロミー・シュナイダー。没後40年を迎えた2022年、初の本格的な特集上映が9月9日(金)からテアトル梅田で開催される。
14歳で俳優になることを決意、1955年の西ドイツ映画『プリンセス・シシー』出演をきっかけにヨーロッパ中で愛されるスターになったロミー。『恋ひとすじに』で共演したアラン・ドロンとは、実生活でも恋におちて婚約。ルキノ・ヴィスコンティ、オーソン・ウェルズ、オットー・プレミンジャーといった監督たちの作品に出演し、精力的に活動を続けるなか、結婚生活は破局を迎える。その後、舞台演出家と再婚し、出産、育児で一時映画界を離れるもドロンとの共演作『太陽が知っている』がヒットし、一線にカムバック。以降も多くの傑作、話題作に出演をする一方で、スキャンダルやゴシップがつきまとう生活を送り、1982年、パリで逝去した。没後、「今世紀最高の女優」(仏CSA調べ)に選ばれる。
今回の特集上映では、代表作『太陽が知っている』、遺作である『サン・スーシの女』、日本劇場初公開の『マックスとリリー』など、全7作品を上映。波乱万丈の生涯でも、無垢な佇まい、鮮烈な印象を崩さずにフィルムに焼き付けたロミーの演技を堪能したい。
期間:2022年9月9日(金)~
22日(木)30日(金)まで延長会場:テアトル梅田
問合:06-6359-1080
※上映作品やスケジュール、料金の詳細はテアトル梅田のWebサイトを参照
大阪市北区茶屋町16-7
梅田ロフトB1F
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