大阪・茶屋町の梅田ロフト地下にある映画館「テアトル梅田」は、1990年4月に開館して以来、世界各国のインディペンデント系作品を中心に2,000本以上を上映してきた。関西のミニシアター文化の発信源として多くの映画ファンを惹きつけたが、契約満了により2022年9月30日の営業をもって閉館することが決定。7月に公式発表されると、SNSでは閉館を惜しむ声、これまでの活動への感謝の念を伝えるメッセージがあふれた。
同館のフィナーレとなる9月後半の半月間には、32年にわたる営業のなかで上映された作品のいくつかを、さよなら興行としてリバイバル上映する。『アメリ』『トレインスポッティング』『ムトゥ 踊るマハラジャ』など懐かしい作品から『この世界の片隅に』ほか近作まで、同館の歴史を振り返るようなバラエティ豊かなラインナップだ。最後の思い出をつくりに足を運びたい。
期間:2022年9月16日(金)~30日(金)
会場:テアトル梅田
上映作品:
『ナイト・オン・ザ・プラネット』(1991年/アメリカ/129分)
『ユージュアル・サスペクツ』(1995年/1995年/105分)
『トレインスポッティング』(1996年/イギリス/93分)
『ムトゥ 踊るマハラジャ』4K&5.1ch デジタルリマスター版(1995年・2018年/インド/166分)
『オール・アバウト・マイ・マザー』(1999年/スペイン/101分)
『アメリ』(2001年/フランス/121分)
『ピンポン』(2002年/日本/114分)
『コーヒー&シガレッツ』(2005年/アメリカ/97分)
『パプリカ』(2006年/日本/90分)
『秒速5センチメートル』(2007年/日本/63分)
『劇場版「空の境界」第一章 俯瞰風景』(2008年/日本/48分)
『劇場版「空の境界」第七章 殺人考察(後)』(2009年/日本/122分)
『南極料理人』(2009年/日本/125分)
『ぼくのエリ、200歳の少女』(2010年/スウェーデン/115分)
『白いリボン』(2009年/ドイツ・オーストリア・フランス・イタリア・ドイツ合作/144分)
『セトウツミ』(2016年/日本/75分)
『オーバーフェンス』(2016年/日本/112分)
『この世界の片隅に』(2016年/日本/126分)
『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(2017年/日本/108分)
『日日是好日』(2018年/日本/100分)
『愛がなんだ』(2019年/日本 /123分)
『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(2019年/日本/168分)
『花束みたいな恋をした』(2021年/日本/124分)※スケジュールなどの詳細はテアトル梅田Webサイトを参照
料金:一般・シニア1,000円、TCG会員・学生800円
問合:06-6359-1080
大阪市北区茶屋町16-7
梅田ロフトB1F