熊谷聖司は(1966-、北海道生まれ)は、1994年、逗子の森戸海岸に集う若者達をとらえた作品『もりとでじゃねいろ』で、第10回写真新世紀公募優秀賞、第3回写真新世紀展にて年間グランプリを受賞いたしました。
以降、カメラはチェキから8×10カメラまで、プリント技法も暗室での手焼きプリントから実験的なインクジェットプリントまで幅広く用い、多彩な作品を発表しています。近年は出版レーベル「マルクマ本店」を立ち上げ、写真集を数多く発表しています。
2020年にMAKII MASARU FINE ARTSでの個展にて発表した『こころ』の作品シリーズは、熊谷が35mmカラーネガフィルムから暗室で手焼きプリントし制作しているシリーズで、その後も断続的に作品を増やしながら、2022年9月27日現在、354点あるといいます。
それらの中から大田通貴氏(蒼穹舎)によって編集されたのが、写真集「心」(2022年刊行)です。2021年に刊行された「眼の歓びの為に 指の悦びの為に この大いなる歓喜の為に わたしは尽す」と同じサイズ、色違いの装丁となっています。
「眼の歓びの為に」と同様に、<写真>としか言いようのない、言語によって置き換えられない輝くような色とイメージ59点が収められた写真集「心」から今回、21点をセレクトし展覧いたします。また会期中イベントとして、「心」全作品のプリント・ビューイング、および熊谷聖司によるスライド・ライブを開催いたします。
熊谷の作品を通じて、自らの心の声に耳を傾ける。オリジナルプリントに表現された色とイメージを通して、そのような時間に出会う機会になれば嬉しく思います。
(ギャラリーより)
会期:2022年12月13日(火)~25日(日)
会場:ギャラリー・ソラリス
時間:11:00~19:00
休廊:12月19日(月)
料金:入場無料
問合:06-6251-8108 hello@solaris-g.com
関連イベント
「心」全作品ビューイング
日時:12月17日(土)11:00~18:00の毎時00分~50分間
料金:1,000円 ※定員に達したため受付終了スライドLIVE
日程:12月17日(土)19:30~20:30
定員:15名
料金:2,000円 申込はこちら
大阪市中央区南船場3-2-6
大阪農林会館B1F