関西を中心に活動する劇団・ももちの世界の新作『あと9秒で』が、日本橋のin→dependent theatre 2ndにて、2022年12月16日(金)から20日(火)にかけて上演される。
ももちの世界は劇作家・演出家のピンク地底人3号が2015年に旗揚げし、人間の生と死や、社会の暗部をありありと描き出す作品を展開してきた。近年では、2020年に手話と字幕による声劇『サバクウミ』をオンライン公開し、2021年には手話が大半を占める会話劇『華指1832』を発表(同作は第66回岸田國士戯曲賞最終候補に選出された)。また、2022年にも手話裁判劇『テロ』を上演するなど、ろう者・難聴者の俳優との作品制作に取り組んでいる。
今作は、あるボクサーを取り巻く物語を描いた「拳を交えるたびに現在と過去が交錯する、前代未聞のボクシング演劇」。登場人物となる「声で演じる俳優」「声と手話で演じる俳優」「手話で演じる俳優」が織りなすドラマから、人と人とが交感する生々しさを感じ取りたい。
ももちの世界#8
ボクシング演劇『あと9秒で』夜の19時15分。錆びついた文化会館、客席数はたったの100。観客数は30人にも満たない。青いグローブをつけた桐野ひかるが、照らされたリングの上で戦っている。まばらな歓声、シューズがキャンバスを擦り付ける音。ボクサーたちの荒い呼吸、肺と心臓。すでに試合は最終4ラウンドに突入していた……
ももちの世界待望の新作は拳を交えるたびに現在と過去が交錯する、前代未聞のボクシング演劇。どうぞご期待ください。
(ももちの世界Webサイトより)
日時:
2022年12月16日(金)19:00
2022年12月17日(土)14:00/19:00
2022年12月18日(日)11:30/16:30
2022年12月19日(月)14:00/19:00
2022年12月20日(火)14:00料金:全席自由 前売3,300円、障がい者割引2,500円、25才以下2,500円、当日3,500円、未就学児無料
チケット取り扱い:
チケットぴあ (Pコード:516ー243)
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2239886こりっち(予約/当日精算)
https://ticket.corich.jp/apply/205554/※客席希望、筆談や手話通訳の受付、舞台セットや舞台状況などの説明対応、戯曲データの送付に対応。詳細はももちの世界Webサイト次回公演情報ページより「鑑賞サポート:本公演のアクセシビリティについて」を参照
問合:電話 090-8379-4072/メール momochinosekai@yahoo.co.jp(ももちの世界)
出演:
秋津ねを(ねをぱぁく)、青木祐也(りゃんめんにゅーろん)、岡森祐太、のたにかな子、薮田凛、山口文子
作・演出 ピンク地底人3号
舞台監督 小野かっこ
舞台美術 久太郎(Anahaim Factory)
照明 大川貴啓
音響 森永恭代
音響オペレーター 奥村威
宣伝美術 chanmi
手話通訳 TA-net
手話翻訳 山口文子
字幕 能條あかり
衣装 平野麻理恵
撮影 タニガワヒロキ
写真 北川啓太
演出助手 奈古あゆ未(theatre PEOPLEPURPLE)
宣伝協力 西端歩
制作 秋津ねを(ねをぱぁく)、 北川啓太
当日運営・票券 渡辺大
制作協力 ハシクミ 谷口静栄
企画・製作 ももちの世界助成:文化芸術振興基金
大阪市浪速区日本橋4-9-5