2011年から山本佳奈子が運営してきたWebマガジン「Offshore」。山本自身が東アジア・東南アジアの表現者にインタビューし記事やコラムを掲載してきたが、2022年8月に紙媒体に移行。アジアをキーワードにしたエッセイや論考、批評、ノンフィクションなど言葉を用いた文芸作品を複数の書き手が寄稿する文芸誌『オフショア』に生まれ変わった。
2023年3月に『オフショア』第2号が発売されるのに合わせて、「『オフショア』の一年間を棚卸し―編集する〜販売する〜そして助成金をうまく使う」と題したトークを開催。編集人・発行人である山本が、Webから紙に移行する経験のなかで学んだことや驚いたこと、よかったこと、悩んだこと、助成金の活用などについて振り返る。
聞き手には、1年を通じて山本の相談相手となった作家の太田明日香、山本がこれまで発行してきたZINEや『オフショア』を取り扱う書店、Calo Bookshop & Cafeの店主・石川あき子を迎える。
なお、トークは公開収録後、内容を編集し「オフショアのアジアを聴くラジオ」として音声を公開予定。
話し手
山本佳奈子(オフショア)
1983年生まれ、神戸市在住。2011年に香港、北京、上海、香港、バンコク等を旅行し、各地に住む音楽家やアーティストらと交流を深める。帰国後、現在進行形のアジアを日本語で発信するメディアがないことに気づき、ウェブマガジン『Offshore』を立ち上げた。特にインディー音楽や、社会背景が見えてくるような文化実践を、記事・イベントの形で紹介。2022年、紙の文芸雑誌『オフショア』を発行開始。寄稿者を招き年2回刊行中。聞き手
石川あき子(Calo Bookshop & Cafe 店主)
1973年愛知県生まれ。地方公務員、学校職員を経て、1999年から大阪・西天満の美術書専門店「ブックセラーアムズ」勤務。書籍の仕入、小売、店舗運営だけでなく、出版企画・製作、国内外への卸などにも携わる。2004年4月「Calo Bookshop & Cafe」をオープン。太田明日香(夜学舎)
1982年兵庫県淡路島生まれ。2020年まではフリーランスの書籍編集者として活動。2016年に自分の本を出す出版レーベル・夜学舎を立ち上げ、『愛と家事』『言葉の地層』などのエッセイ、定期刊行物『B面の歌を聞け』などを発行している。現在はライター、日本語教師のかたわら作家活動を続けている。
日時:2023年3月29日(水)19:30~21:00(予定)※開場19:10
会場:Calo Bookshop & Cafe
料金:1,000円(Peatix)+会場でドリンクを1杯オーダー
定員:15名
大阪市西区江戸堀1-8-24
若狭ビル5階