展示空間は分解され散らばったイメージや音で構成されている。
タブローには筆跡により分解された様々なイメージの欠片が、漂うように混ざり合う。 日々細分化し、そこから新しいカルチャーが生まれる社会のように、それらは新たな詩(うた)を生成する。また、装置から発せられる音は、自らの振動によって砕かれ、さらに物体との接触により音色も変化する。ランダムに変化する音の粒子は情報とノイズの間を行き来する。これらの作品は本来持っていた意味や情報が分離し、散らばり、混ざり合いながらも、そこから新たな詩(うた)を紡ぎだす。嶋田晃士
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嶋田晃士/SHIMADA Kohshi
1981年京都府生まれ。美術大学在学中に「音」を用いた表現に興味を持ち、サウンド・スカルプチャーを制作する。その後、「音」をメインに扱いながらも、複合的にメディア を用いた作品を制作するようになる。自分自身と現実との関係を俯瞰したいと思い、しばしば電子機器やコンピューターを作品に取り入れている。近年ではスマートフォンやデジタル信号等を用いながら、身の回りにある情報を捉え直した作品の制作、発表を行っている。(Webサイトより)
嶋田晃士 個展 「散らばった詩(うた)」
会期:2023年3月26日(日)~4月16日(日)
時間:13:00〜19:00(日曜のみ 12:00〜19:00)
休廊: 火〜木曜、4月2日(日)
料金:yolcha 運賃制(300円で乗車券を購入/同金額分ドリンク利用可)
大阪市北区豊崎1-1-14