アメリカのアーティスト、マシュー・バーニーの最新フィルム作品『リダウト』(2018)が、九条のシネ・ヌーヴォにて上映される。
バーニーは、学生時代にアスリートだった経験から、アートのなかで身体の限界と超越を探究。映像や彫刻、写真やドローイング、パフォーマンスや身体表現とメディアを横断する作品群を発表している。代表作として、身体に負荷をかけて素描するパフォーマンス『拘束のドローイング』シリーズやフィルム作品シリーズ『クレマスター』サイクルなどが知られているが、本作はこれらとはやや趣きが異なる静かな作品。
新作の舞台は、彼が少年時代を過ごしたアイダホ州。本作のタイトル「REDOUBT(リダウト)」とは、英語で「要塞」を意味するが、アイダホはロッキー山脈に隔てられ、独自の文化をもつ天然の要塞のようだという。
本作では、ギリシャ神話「ダイアナとアクタイオン」を用いて、アイダホの大自然や野生動物と人間の関係を描く。バーニー自身も雪山で銅板をエッチングする彫刻師の役で出演。
音楽はジョナサン・ペプラー。
期間:2020年2月15日(土)〜21日(金)
会場:シネ・ヌーヴォ
時間:2月15日、19日〜21日 20:00〜/2月16日〜18日 18:00〜(上映時間134分)
制作・脚本・監督:マシュー・バーニー
音楽:ジョナサン・べプラー
出演:
アネット・ワクター(ディアナ役):ライフル射撃米国代表選手
エレノア・バウアー(コーリング・ヴァージン役):振付師・ダンサー
ローラ・ストークス(トラッキング・ヴァージン役):ダンサー・アーティスト・コントーショニスト(曲芸師)
K.J.ホームズ(電気めっき師役):ダンスアーティスト・歌手・詩人・女優
マシュー・バーニー(銅板彫刻師役)
サンドラ・ラムッシュ(フープパフォーマー役):ネイティブアメリカン・フープダンスのパフォーマー料金:1,800円
問合: 06-6582-1416
大阪市西区九条1-20-24