心斎橋の写真ギャラリー、ソラリスにて、「3,000円以下で手に入れたフィルムカメラ」を「駄菓子」のように親しみ、「駄菓子」のように気軽に購入して、大いにその写りと機能を楽しむ展覧会が開催される。
デジタルカメラとスマートフォンの台頭でフィルムカメラが安価になり、発売当時は高価だったカメラが破格の値段で手に入れられるようになった。フィルムカメラを愛好する俳優の石井正則が、決してカメラが悪いわけではないのに安くなってしまったそれらを「あまりにも安すぎるから」と買い集め、「駄菓子のように買う」=「駄カメラ」という言葉が誕生。その愛情は『駄カメラ大百科』という著書を出版するほどだ。
本展は、カメラマンの赤城耕一、戸澤裕司など、再びフィルムカメラを見直してもらおうという思いのメンバーが集まり、当時のカメラメーカー・技術者の想いをリスペクトした上で、思いがけず3,000円以下になってしまったカメラを使って精一杯「いい写真」を撮影、展示する。会場では一部出展者のカメラを実際に手に取ることもできる。
会期:2020年2月11日(火)〜16日(日)
会場:ギャラリー・ソラリス
時間:11:00〜19:00
出展者:赤城耕一、井上和幸、潮匡人、内桶好之、大久保加津彦、大倉香、大薮一也、小野純子、亀井吾郎、河田力也、佐竹玉妃、篠原一夫、島村浩二、下川良久、進泰憲、杉崎隆一、竹本武治、多田有里、戸澤裕司、那須佐知子、西周喜、橋本大和、八田実、柊サナカ、本郷緑、松田まゆみ、水内尚美、森下聖子、泰増博仁、山田淳子
料金:入場無料
主催:篠原カメラ
問合:06-6251-8108(ギャラリー・ソラリス)
大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館B1F