音楽の本質を探る「トランス」を大きなテーマとし、さらに「音」が発せられる“body=肉体、身体、本体、共鳴部”に焦点をあてた企画「TRANCE MUSIC FESTIVAL2020 -the body-」が、豊中市立文化芸術センターにて開催。アプローチの異なる3つのコンサートを連続して1日で実施する。
同センターでは昨年3月より、音楽分野でクラシック音楽というカテゴリーに固執せず、これまでになかった表現に取り組む作曲家などのアーティストの作品を紹介する挑戦的プログラム「TOYONAKA ARTS TRIBE」を始動。今回はそのイベント第3弾となる。
「人体」にフォーカスするコンサートでは、若手パフォーマンスデュオ、いまいけぷろじぇくと(今村俊博、池田萠)と、テクノロジーと芸術の今日的問題を「声」を機軸にしながら探求するフォルマント兄弟(三輪眞弘、佐近田展康)が出演。
ピアノの中川賢一とパーカッションの宮本妥子が出演する小ホールでのコンサートは、音が支配するトランスの世界をつくり出し、通常のリサイタルとは違った演出方法で聴衆を空間に没入させる。
人間の声を使ったパフォーマンスを日本各地で行っている、作曲家・宮内康乃率いるグループ「つむぎね」は、楽譜ではなく呼吸などをベースに、単純で有機的なルールをもとに音を紡ぎ出していく独自の表現を展開するとともに、観客参加型のパフォーマンスにも挑戦する。
TOYONAKA ARTS TRIBE TRANCE MUSIC FESTIVAL 2020 -the body-
日程:2020年 2月29日(土)
人体のTRANCE「人体音楽祭~身体なき声なき身体~」
開演:13:00
会場:豊中市立文化芸術センター 多目的室
出演:いまいけぷろじぇくと(今村俊博、池田萠)、フォルマント兄弟(三輪眞弘、佐近田展康)ピアノとパーカッションのTRANCE「in search of the Lost ( )」
開演:15:30
会場:豊中市立文化芸術センター 小ホール
出演:中川賢一(ピアノ)、宮本妥子(パーカッション)
曲目:J.ササス:マトルズダンス L.フェラーリ:失われたリズムを求めて 他声のTRANCE「◎」
開演:18:30
会場:豊中市立文化芸術センター 展示室
出演:つむぎね(宮内康乃、浦畠晶子、筒井キリイ、ツダユキコ、八幡麻美、横手ありさ)料金:各公演 一般1,800円、3公演セット券 5,000円
問合:06-6864-5000
豊中市曽根東町3-7-2