写真家・山谷佑介が2019年9月に敢行した「Doors」ヨーロッパツアーの帰国報告展覧会「I came back home」が、Pulpにて開催される。
「Doors」とはドラムセット周辺にカメラを設置し、ドラムを叩いた振動でセンサーが感知、作家自身を撮影する、パフォーマンスと写真撮影を融合させたセルフポートレート作品。
2019年9月にヨーロッパ6ヶ国、全8回行われたこのパフォーマンス/作品制作の軌跡を、展示と作家自身の言葉で伝える。
山谷 佑介 / Yusuke Yamatani
1985年新潟生まれ。立正大学文学部哲学科卒業。 写真スタジオに勤務した後、期せずして出 会った東松照明や無名の写真家たちとの交流を通して写真を学び、作家としての活動を開始。 2013年、ユースカルチャーの儚い姿をストレートなモノクロ写真で捉えた写真集「Tsugi no yoru e」を刊行。それ以降、ライブハウスやクラブの床、自身の新婚旅行、都市の郊外、セルフポートレートなどさまざまなテーマの作品を展開し、現代人をとりまく世界のあり方についての ユニークなヴィジョンを提示している。その活動は、自分の立つ場所と目の前にある実在にあく まで即しながら、社会のなかに写真メディアをとらえ、その論理をコンセプチュアルにたどる構造を持ち、新たな写真表現の可能性を探求している。 近年の展示に「The doors」(2018年、ギャラリー山谷、京都)、「Into the Light」(2017 年、 BOOKMARC、東京)、「LUMIX MEETS BEYOND 2020 #5」(2017年、アムステルダ ム・パ リ・東京巡回)、「Lianzhou Foto 2016」(連州、中国)、「KYOTOGRAPHIE」(2015 年、無名 舎、京都)、「Yusuke Yamatani: Recent Works」 (2015年、アリソン・ブラッド リー・プロ ジェクツ、ニューヨーク)、「東京国際写真祭」(2015 年) など。写真集・モノ グラフに『Tsugi no yoru e(2nd ver.)』(ユカ・ツルノ・ギャラリー)、 『ground』(lemon books)、『RAMA LAMA DING DONG』(self published)、『Use Before』(a0)、『Into the Light』(T&M Projects)など。
Yusuke Yamatani talk, exhibition「I CAME BACK HOME」
日時:2020年2月8日(土)
時間:展示13:00〜19:00、トーク15:00〜16:30 ※トーク中展示観覧不可
会場:Pulp
料金:展示観覧無料、トーク入場料500円
問合:pulp.space.gallery@gmail.com
大阪市西区南堀江1-14-14-103