劇団維新派や金森譲率いる新潟のダンスカンパニーNoismなどの作品に衣裳家として参加し、美術家としても活動している中嶋佑一の個展「Teenage Psychodrama」が、北加賀屋のクリエイティブセンター大阪内STUDIO PARTITAにて開催。

中嶋は10代半ばより独学で衣服の制作をはじめ、2004年頃より舞台衣裳家として活動。上記の他に、小澤征爾によるオペラ、 contact GonzoやBABY-Q、ヨーロッパ企画などの作品に衣裳家として参加してきた。一方で2012年頃より現代美術における自身の作品発表をインスタレーション形式で始め、大阪でも2回の個展を開催した。

本展では、この世界のものごとを区分けする境界線に着目し、「ファッション」と「アート」という2つのジャンルを相対化させることによって作品を制作。布を主な素材として制作された作品群をもとに、新たな「人間世界の風景」を立ち上がらせる。