TANYEの展覧会「STRING」が、土佐堀のTANYE Galleryにて2023年6月13日(火)まで開催中だ。
TANYEは、グラフィックデザイナーの赤井祐輔(paragram)、空間デザイナーの北里暢彦(monotrum)と佛願忠洋(about)、哲学者・博士 (人間・環境学)の谷川嘉浩といった、デザインの領域で活躍するクリエイターによって結成されたユニット。「日常」という領域から、さまざまな規則性やパターンといった「単位」を導き出し、観察と実験を通して、クライアントワークとは違う自由なクリエイションを楽しむことを目的に活動している。
本展のテーマは「紐」だ。細長い形状で、衣食住のシーンにおいて多様に使われる便利な道具だが、常に主役をサポートする存在としてあり、そのものが注目されることは少ない。そうした紐のあり方にあえて着目し、各者の視点を通して見つけた新たな一面を作品へと昇華させる。
なお、TANYE Galleryは、メンバーの佛願が構える事務所の一角にある。普段の仕事とTANYEでの自由なアプローチを重ねて体験し、タイミングによっては直接作品の解説を聞くことも。
まるで部活動のような大人の遊びから生まれたクリエイションには、日常を違う視点でとらえ直すヒントがあるかもしれない。ぜひ頭を柔らかくして、その魅力を体験してほしい。
TANYE
関西を中心に活動するデザイナーたちに、デザイン領域で活動する哲学者が加わって結成されたユニット。商品にならないがゆえに素通りされている「日常」という領域から、様々な規則性やパターン、つまり「単位」を導き出すこと。観察と実験を通して、普段とは違う想像に身を任せる。
赤井祐輔 : グラフィックデザイナー
北里暢彦 : 空間デザイナー
谷川嘉浩 : 哲学者・博士 (人間・環境学)
佛願忠洋 : 空間デザイナー
TANYE EXIBITION #1「STRING」
会期:2023年5月31日(火)〜 6月13日(火)
会場:TANYE Gallery
時間:12:00〜17:00
※本展はOsaka Art & Design 2023にも参加
TANYE Gallery
大阪市西区土佐堀 2-1-15
乾商店ビル3F