個性的なプリントのテキスタイルを用いた洋服や傘、バッグなどのオリジナル商品を展開する、石岡良治と石岡紗佑里によるデザインスタジオ・enamel.が、19thコレクションのテーマ ”DOWNTIME”の着想源となった「ピザ」をテーマにバッグ作りのワークショップを開催する。
ワークショップでは、いらなくなった洋服や生地を持参し、enamel.のオリジナルパッチをトッピングするように飾りつけ、オリジナルのバッグを作り上げる。また、当日19th Collectionの受注会も同時開催される。
19th Collection DOWNTIME「ぼくたちは、ピザの上に理想や未来を感じた」
“I feel a sense of a peace for the future with the toppings I put on pizza”コロナ禍中に家族で夕食をとる機会が増え、おのずと料理のレパートリーが枯渇、安価で栄養補給以上の楽しさを満たすピザを作ることを始め乗じて小さなピザ窯を購入、玄関先で火を起こし焼き上がりを待つ時間が安らぎの時間「ダウンタイム」となりました。ところが今度は、ピザを焼くにあたりトッピングのレパートリーも枯渇、いろいろなものを乗せる大喜利のようになりました。そのピザのトッピングに焦点をあて考えると、ピザの上では高価な食材も余りものの食材も、それを囲む大人も子供もまるで等しく自由なようで、ある意味理想的な未来かもと社会構造の縮図を感じるに至りました。世代によってはダウンタイムは「安らぎ」ではなく、「美容整形後の治癒中状態」を連想し、 IT 用語では「サーバーがダウンするような機能不全状態」を指す、色々な意味を持つ「DOWNTIME」。18th Collectionと一対になっている本コレクションは、フィジカルに人と会うこともテーマの一環で、日本各地のみならずドイツ・ベルリンでも発表いたします。
enamel.について
石岡良治と石岡紗佑里による紙と布を扱う小さなデザインスタジオ。視覚的に特徴付けるデザインで服、鞄、傘などのオリジナル商品を展開し定期的に発表する傍ら、ファッションやインテリアなどのフィールドでアートディレクション、グラフィックデザイン、テキスタイルデザインなどのクライアントワークも行っている。長女、石岡紅緒の東京藝術大学デザイン科の進学にあたり3人でのユニット活動も模索中。
2006-10 年 マリメッコの国内ショップ初動展開時のアートディレクション・グラフィック、パッケージデザイン を担当、
2013 年より学習支援・京都精華大学非常勤講師招聘(デザイン科担当)、
2021 年 ルイヴィトン銀座並木 通り店 フィッティング内アートワーク担当、
2022年 阪急神戸三宮駅構内コンコース常設 光柱環境演出アートワー ク担当。
2023 年ステラマッカートニーのキャンペーンの一貫、環境教育のレクチャーが世界各地(アメリカでは イエール大学)日本では東京藝術大学で実施されその学内告知を石岡紅緒が担当。
受賞歴
2000 年 NYADC 装丁賞受賞
2004 年 Tokyo TDC Annual Awards 入選
2019 年 グッドデザイン賞受賞
2023 年 Tokyo TDC Annual Awards 入選
enamel.
WORKSHOP : ピザを囲うように作るバッグ日時:2023年7月5日(水)~ 9日(日)各日17:00~
※ワークショップ所要時間は 60分程度を予定会場:graf porch
定員:各日6名程度、先着順
※事前申込不要料金:3,000円
持ち物:要らなくなった洋服もしくは生地を持参
※enamel.の生地を使用する場合(30㎝角 1000円) 合計4000円
大阪府大阪市北区中之島4-1-9