大阪中之島美術館が関西・大阪21世紀協会との共同主催により、関西ゆかりの若手アーティストを個展形式で紹介するシリーズ「Osaka Directory supported by RICHARD MILLE」。2023年度の第4〜6期では、小谷くるみ（1994年、大阪府生まれ）、肥後亮祐（1995年、北海道生まれ）、木原結花（1995年、大阪府生まれ）の3名を紹介予定だ。
このうち第4期の小谷くるみの個展が、2023年11月18日から、大阪中之島美術館2階多目的スペースにて開催される。

小谷は2019年に京都造形芸術大学大学院修士課程を修了。これまで、存在の痕跡や気配をテーマにさまざまなアプローチによる絵画作品を発表してきた。結露した窓を指で触れたイメージを描いた「21g」シリーズや、支持体に染みこませた錆を時間経過や変化の象徴として捉えた「時間・痕跡〈錆〉」シリーズなどで注目されている。

本展では、作家がこれまでに取り組んできたシリーズの新作を中心に、作家の活動を多角的に紹介する。