肥後橋の若狭ビル5階に2004年にオープンしたCalo Bookshop & Cafe。アート系書店として、書籍のみならず写真集や展覧会カタログ、アーティストによるハンドメイドZINEなど、店主の個性が感じられる多彩な本を取り扱っている。併設するギャラリーは、関西の多くの作家たちに活動発表の場を提供してきた。
同店が20周年を迎えた記念に、2024年4〜5月に3つのイベントが開催される。
4月9日から開催されるのは、Caloオープン時に、ロゴ、看板、包装紙などを制作した画家・nakaban(なかばん)の個展「Facing the One」。油彩による2024年の新作を展示する。
展覧会直前の4月7日には、nakabanによる幻燈と音楽家・トウヤマタケオのコラボレーションライブ「Lanternamuzica(ランテルナムジカ)」が、特別な時間をつむぎ出す。
記念イベントの最後を飾るは、5月24日〜25日に行われる「インド音楽とカレーの会」。
Caloのカフェでは店主がつくるチキンカレーが定番メニューとなっており、そのスパイシーで体にやさしい味わいにはファンも多い。このカレーのレシピを伝授したのが、インド音楽研究者でバーンスリー奏者のHIROSだ。
本イベントは、HIROSへの感謝の気持ちを込めた企画。インド音楽のミニレクチャーと演奏、その前後にはカレーも楽しむことができる。
アーティスト・プロフィール
nakaban(なかばん)
1974年広島県生まれ。画家。絵画、書籍の装画、文章、映像作品、絵本を発表している。主な著作に、絵本『ダーラナのひ』(借成社)『ランベルマイユコーヒー店』(オクノ修詩、ミシマ社)『ぼくとたいようのふね』(BL 出版)など。趣味はりんごやいちじくなどの果樹栽培、ポストカード収集。コーヒー党の猫舌。本を読むのがすごく遅い。HIROS 中川博志
1981年~1984年インドのベナレス・ヒンドゥー大学音楽学部楽理科に留学、インド音楽理論を研究。大学のかたわら、バーンスリー(横笛)、ヴォーカルを習う。後にハリプラサード・チャウラスィヤー氏、故マルハール・クルカルニにバーンスリーを師事。自身の内外での演奏活動の他、聲明グループ<七聲会>のプロデューサーとして国内外の舞台公演制作、アジアの音楽を中心としたコンサートの企画制作の活動を続けている。訳書に『インド音楽序説』(東方出版、1994)がある。藤沢ばやん
関西のタブラー奏者。ディネーシュ・チャンドラ氏、インド・バナーラス在住のマタ・プラサード・ミシュラ氏にタブラーを師事。北インド古典音楽・舞踊の伴奏者として活動する一方で、幅広いジャンルのアーティストとコラボレーション活動を行なっている。インド芸能振興団体「インドアーツサンガム京都」副代表。
Calo20周年記念イベント
会場:Calo Bookshop & Cafenakaban個展「Facing the One」
会期:2024年4月9日(火)~5月4日(土)
時間:12:00~19:00 ※土曜は18:00まで、最終日は17:00まで
定休:日・月曜 ※4月29日(月・祝)は臨時営業
料金:入場無料Lanternamuzica Live
日時:2024年4月7日(日)18:30~20:00
出演:トウヤマタケオ、nakaban(幻燈)
会費:予約3,500円、当日4,000円、ドリンク代別途要
定員:30名
申込:https://www.calobookshop.com/news/lanternamuzica2024/インド音楽とカレーの会 バーンスリー奏者HIROSさんを迎えて
日時:
夜の部 2024年5月24日(金)17:30開場 18:30開演
昼の部 2024年5月25日(土)13:00開場 14:00開演 ※親子参加OK
出演:HIROS、藤沢ばやん
会費:3,000円(チキンカレーレギュラーサイズ付)
※土曜日のみ子ども料金あり 大人と一緒にお申し込みください
未就学児:無料 子どもカレー500円(チリを抜いたもの・要予約)
小学生:子どもカレー付1,500円 大人と同じカレー付2,000円
中学生以上は大人料金
定員:各回25名
申込:https://www.calobookshop.com/news/indianmusicandcurry/
大阪市西区江戸堀1-8-24
若狭ビル5階