フジタマ 「祭壇と麺のあいだ」
麺や餅といった食品を用いて作ったキャラクターと、それらが語るムービーの展示。

フジタマ　プロフィール
2000年京都市立芸術大学大学院美術研究科造形構想修了。
その頃より「フジタマ」の名で作品発表を始める。主な展覧会に「六本木クロッシング」（森美術館／東京）、「きのうよりワクワクしてきた ブリコラージュアートナウ-日常の冒険者達」（国立民族学博物館／大阪）、「夢伝説－倉本麻弓とフジタマ」（群馬県立館林美術館／群馬）、そして2020年に新たな試みとして展覧会の企画および作品を出展した「おかんアートと現代アートを一緒に展示する企画展」（京都市立芸術大学ギャラリー＠KCUA／京都）があります。 2021年より 京都市中京区のアート複合施設Kumagusukuの2階に「BBABB6（ばばあの忘備録）」という個性的なアパレルやアクセサリー、アートワークがぎゅっと詰まったセレクトショップをオープン。 芸風は、きわめて日常的な事やモノを異界にぽんぽん投げ込んだり投げ返したり、笑いながら。 ダサくて可愛いものが好き。

Rick Potts「創造的複製」
より多くの人に見てもらうために作ったレプリカ9点

Rick Potts 「創造的複製」について（T.Sakaguchi）
Fukugan Gallery でLos Angeles Free Music Society （LAFMS）のRick Pottsの作品展を開催いたします。

音楽に溢れた家に育ったRick Pottsは子供の頃から人を驚かせるいたずらのような音楽を演奏していました。彼はまだ15歳だった1973年から本格的に変異的な音楽を演奏し始めます。そして1976年、18歳の時に自由音楽協会LAFMSの創設者の一人となりました。当時、彼は奇妙な絵を描き始めています。

1977年、Rickはスケッチブックに奇妙な生き物を何体も描き始め、彼らを主人公にしたアニメ映画を制作しようとしていました。結局その映画は完成しませんでしたが、映画のために作ったサウンドトラックが残ります。
そんなサウンドトラックの一部はコンパイルされ、2011年に日本のP.S.F. Recordsから“Krewton the Knewtron”というタイトルでCD化されました。
Rickは1977年以降も様々な技法を用いて絵画を描き続けます。初期の作品の多くはドローイングでしたが、2011年に来日したRickは大阪のFukugan Galleryに滞在し油彩画を制作しています。その後も彼が描き続けた油彩画は2017年にニューヨーク、2018年にロサンゼルスで展示されました。その後、水彩画も制作しています。

さて、彼は自分の作品をより多くの人に見てもらうためにレプリカを制作し始めました。このレプリカの展示・販売を行います。レプリカとはいえ、原画をディジタル化しデータを作ることは創作活動の継続であるとRickは考えました。例えば同じ絵からの3種のスキャンから構成したレプリカもあります。

最終的な画像を作るために施される調整に作家の技量が反映されるということでしょう。添付画像は2016年の作品 “Dusk Breaks” で、この作品がどのような展示物となるのか、ぜひ現地でご覧ください。ドローイング、油彩、水彩など様々な技法による9点の作品を展示いたします。

企画協力　T.Sakaguchi

大野雅彦
自作楽器、その実演、デザイングッズ

大野雅彦　プロフィール
1964年三重県生まれ、奈良県在住。
solmania として菅原克己とのユニット、またはソロでライブハウスやギャラリーなどで数多くの即興轟音のパフォーマンス行う。2019年瀬戸内芸術祭でのDOMMUNEに灰野敬二らと共に出演。海外ではソニック・ユースの全米ツアーのフロントアクトとし随伴した。グラフィックデザインでは自作は全てのほか、多数のアーティストやレーベルからの依頼でビジュアルデザインを制作。特にアルケミーレコードからのリリースのCDなどはそのほとんどを手掛けている。

奇妙奇天烈POPUP
大野雅彦／フジタマ／Rick Potts

会期：2024年4月4日（木）〜27日（土）
※期間中の木・金・土曜のみオープン

会場：FUKUGAN GALLERY

時間：14:00〜20:00

料金：入場無料

問合：06-6253-3266

DESTOROMO（大野雅彦）LIVE
日時：4月20日（土）19:00〜
料金：1,000円