大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]では、次世代へのアートの継承・発展や関西を拠点とする若手アーティストとの協働を目標に掲げ、子ども向けアートプログラム「こどもアーツカレッジ」を実施している。
2024年度は、現代美術で活躍している若手アーティストを講師に迎え、素材・技法・コミュニケーションなどをテーマの「自然に学ぶ」に沿って体験する、全4回のプログラムを開催する。
各プログラムの成果物は、2025年3月に開催予定の展覧会「こどもアーツカレッジ2024」で発表。講師を務めたアーティストの作品も共に展示し、アーティストの作品からどのような思考を学び、作品の制作にどう繋がったのかを披露する。
また、展覧会会期中のワークショップでは、参加者みんなで1つの作品を作るプログラムを実施、その作品もあわせて会場に展示する。
講師プロフィール
堤加奈恵
1986年京都市生まれ。2011年京都精華大学大学院芸術研究科染織領域修了。
現存する染織方法を手で倣うことで遭遇する感情や事象をテーマにし、染織品と鑑賞者を視覚的に媒介する作品を試みている。
2024年個展「土から生えるもの 土に眠るもの」Gallery PARC 等
山西杏奈
1990年大阪生まれ、京都在住。2014年京都市立芸術大学大学院美術研究科(漆工)修了。
主に木彫の作品を制作している。硬くて重たい木を柔らかく見せたり、軽く感じたりするように形を作ってから表面を滑らかに磨いて作品を仕上げている。
天牛美矢子
1989年大阪生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科(染織)修了。ロンドンRoyal College of Art 交換留学。
伝統的な装飾品から着想を得た手芸的な技法を用い、現代社会を物語的な切り口で表現している。
寺岡海
1987年広島県生まれ、京都府在住。2012年京都嵯峨芸術大学造形学科油画分野卒業(現:嵯峨美術大学)。
別々の場所や視点、時間を、写真や映像、立体を用いたインスタレーションによって接続をするような作品を制作している。
日程:
(1)2024年10月12日(⼟) [申込期間:9月3日〜10月1日]
「いろんな⽷、むすんだり、とおしたり、ぐるぐるしたり」
講師:堤加奈恵(繊維造形作家)
(2)2024年11月23日(土・祝)[申込期間:10月9日〜11月5日]
「みんなの周りに落ちている自然と木端を組み合わせてゆらゆらモビールを作ろう!」
講師:山西杏奈(造形作家)
(3)2024年12月21日(土)[申込期間:11月1日〜12月10日]
「布ぐるみに絵を描いて、自分だけのお守り人形を作ろう」
講師:天牛美矢子(テキスタイルアーティスト・古書店店長)
(4)2025年1月25日(土)[申込期間:12月3日〜2025年1月7日]
「雲をつくるー自分だけの雲を作って、空に浮かべてみようー」
講師:寺岡海(美術作家)会場:⼤阪府⽴江之⼦島⽂化芸術創造センター[enoco] 2階ルーム8
時間:各回とも 10:30〜12:30、14:00〜16:00 の2部制
定員:午前・午後 各12名
※要予約・先着順。申込は公式サイトから対象:⼩学⽣
参加料:各回2,000円(税・材料費込み)
※当⽇会場受付にて現⾦で⽀払いこどもアーツカレッジ2024展覧会イベント
参加者みんなで1つの作品を作るプログラムを実施し、作品を「こどもアーツカレッジ2024」展覧会会場に展示。
日程:2025年3月16日(日)
講師:山本麻紀子問合:06-6441-8050
大阪市西区江之子島2-1-34