大阪・北加賀屋の音ビルや京都のBnA Hotels、インターネット上などで活動するcreative, community space ペフが、2020年5月30日(土)・31日(日)の2日間、「New Life Collection」(以下、NLC)と題したショッピングイベントをYouTube Liveにて配信(もともとは音ビルにて開催予定だったが、COVID-19の影響により開催方法を変更)。ペフによる新しい出版物『This USB Card is The Digital Magazine』『わかば』の2タイトルが同時リリースされる。
NLCでは、ペフの出版物をはじめ、「ナイスショップスー」がセレクトした国内外のさまざまなプロダクト・書籍・音楽作品、「abi」による古着・小物などのアイテムを紹介&販売。そのほか、9月27日(日)に音ビルで開催予定の公募イベント「大 chotto crazy 2020」の選考会議や、現在進行している各種プロジェクトについての解説を行う。
現在の活動の起点として、2014年、大阪・天満にて笹島一馬(ささじま・かずま)と中尾香織(なかお・かおり)が立ち上げた「ナイスショップスー」がある。自分たちに響くさまざまなものを集め、自宅兼ショップで販売しながら(あるいは、大きなカバンに商品を詰め込んで行商しながら)、音楽イベントの企画、そしてギャラリー「ペフ」の運営へと活動の幅を拡げていった。
最初のうちは、趣味でコレクションしていた道端に落ちてる落書きみたいなものを売ったりしていたんですけど、どんどん商品が増えて、オンラインを中心に自宅を店舗にして。その後、2016年にThe 光というお店が閉店するタイミングで、同じ場所に入らないかとビルのオーナーから声をかけてもらって。そこから、ペフという名前でギャラリーをはじめました。
引用:Webメディア「EYESCREAM」[SEARCH OSAKA / KYOTO Vol.1]大阪・京都のショップから見るカルチャーのムード。Pulp×VOU×ペフ鼎談
と、笹島が語るように、大阪・西天満のビル1〜2階(その後、3階のスペースも含む)を借りたペフ。その後、運営を持続可能なものにするべく体制を変え、会員制システム(年間/月間で会費を募り、運営やスペース利用の権利を外にも開いていた)のもと、2019年9月に場所を閉じるまで、10〜20人規模のゆるやかな運営コミュニティを維持しながら、それぞれの得意なこと・個性を生かしたコンテンツを展開していった。閉館後は、活動拠点を定めず「誰もがやりたいことを実現できる環境を創る」というビジョンを掲げて新たなプロジェクトを立ち上げ、現在に至っている。
ナイスショップスーという運営者個人の視点を軸としたハードコアな空間から、個々が生きる環境をつくっていくという、ある種の「公共性」を見出すためのアクティブな空間・活動体としてのペフへ。5月30日(土)・31日(日)は、彼らの変遷と現在を知る2日間となるだろう。
なお、2019年9月までの西天満におけるペフの活動をまとめた『This USB Card is The Digital Magazine』(月1回発行されたメールマガジンの再編集版)は、NLCのWebサイトでも予約受付中。
開催日時 : 2020年5月30日(土)、31日(日)11:00~19:00
配信チャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCkTlW5dLa_DSPZYauh8xKcQ
主催:クリエイティブ・コミュニティスペースペフ
タイムテーブル:
【5月30日(土)】
11:00 オープニングトーク
11:30 配信テクニックの紹介
13:00 chotto crazy 公開会議
15:00 abi・ナイスショップスーのテレフォンショッピング
17:00 スペシャルギフトボックスの紹介
18:30 エンディングトーク
【5月31日(日)】
11:00 オープニングトーク
11:30 音ビルと周辺案内
13:00 chotto crazy 公開会議
15:00 USBカードの内容紹介
17:00 USBカード参加者と生電話
18:30 エンディングトーク
関連サイト:
ナイスショップスー https://nnnnnnnnnnnnn.web.fc2.com/