美術作家・城下浩伺の個展「PICTURE」が、天満のギャラリー、hitotoにて開催される。当初は4月18日から開催予定だったところ、新型コロナウイルスの影響を受け特設サイトでのオンライン展示に変更していたが、5月30日からはギャラリーでの展示も始まる。
城下が毎日絵を描く中で、「これで完成だ!」と最初に思った瞬間の絵(画)を残すことができないかと思うようになった。自身のiPhoneで写真を撮って記録し、それらをいつか作品として展示したいと考えていたが、今回は、写真家・三保谷将史が城下の作品制作に立ち会い、作品が完成したと感じた時に三保谷が撮影、それを出力したものを展示する。
出力された作品は、絵なのか、写真なのか、そもそもどこまでが「絵画」なのか−−三保谷との協働制作を通じて、城下がここ数年抱えてきた「絵画の本質とは何か?」という疑問に迫る。
展覧会の特設サイトには、オンライン展示に加え、城下の制作に関するテキストも掲載されている。
城下 浩伺
美術作家
京都生まれ、京都在住。京都造形芸術大学 情報デザイン学科卒業。
約10年間未発表のまま絵をかきためた後、2013年より発表を始める。
2015年、現代美術の国際コンペティション「Art Olympia 2015」5位入賞。
2014年からは関西を拠点とするクリエイターグループ「_act_」のメンバーとしても活動。
三保谷 将史
写真家
大阪生まれ、京都在住。大阪ビジュアルアーツ夜間部写真学科卒業。
京都造形芸術大学 芸術学部 通信教育部写真コース 非常勤講師。
主な受賞歴に2018年度JAPAN PHOTO AWARDなど。
近年は古典的な写真技法を通し、日常にありふれる特別では無いものに焦点を当てた作品を制作。
会期:2020年5月30日(土)〜6月20日(土)
会場:hitoto
営業時間:13:00〜19:00
定休日:火曜・水曜日
料金:入場無料
問合:info@hitoto.info
大阪市北区天神橋5-7-12 天五共栄ビル301