2024年3月14日（金）から23日（日）まで、第20回大阪アジアン映画祭がABCホール、テアトル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館1階ホールを会場に開催される。2005年から日本映画を含むアジア映画、またアジアと深い関係を有する映画の上映を行ってきた本祭。20回目の節目となる今回は「大阪発。日本全国、そしてアジアへ！」をテーマに、世界初上映作品や国内未配給作品を含む19の製作国・地域による全67作品が上映される。

映画祭の中核となる「コンペティション部門」には、キャリアウーマンが感じる息苦しさをブラックユーモアたっぷりに描いたカザフスタン映画『バイクチェス』など13作品がノミネートし、グランプリ（最優秀作品賞）、来るべき才能賞などを競う。そして、特に注視しておきたい潮流、才能を厳選してピックアップした「特別注視部門」にはゲイの転校生の青春を扱った韓国映画『君と僕の5分間』をはじめ、短編作品を含む15作品がラインアップ。

そのほか、斬新で挑戦的な作品を扱う「インディ・フォーラム部門」、特集企画「タイ・シネマ・カレイドスコープ2025」「台湾：電影ルネッサンス2025」「Special Focus on Hong Kong 2025」、アジアの話題作を紹介する「特別招待作品部門」が設けられている。

今年はゲスト約85名の登壇を予定しており、期間中には関連イベントの開催も。年に一度のアジア映画の熱気を浴びるお祭り、気になるプログラムは早めの予約がおすすめだ。