
滋賀県大津市山中町にあるアーティスト共同スタジオ・山中suplexにて、2025年3月22日(土)〜23日(日)の2日間、シェアミーティング2「つぎつぎに(あつまっては)なりゆくいきほひ」が開催される。
日本、タイ、インドネシアなどアジア圏内で自主的に活動するレジデンススペースやオルタナティブスペースなど全7組を招聘するほか、公募で集まった団体も参加し、ネットワーク構築の機会を創出する。
3月7日現在、「一般参加枠」と「若手未来枠」で参加者を募集中。オンラインでも各団体の発表を視聴できる。
シェアミーティングとは、行政主体でもなく、営利目的でもない、市民社会からの主体的な取り組みから発生したアートシーンやそのエコシステムに着目し、お互いのノウハウを共有しながら、それぞれ学び合い、ともに持続的に活動していこうとする協働的な試みです。
2023年度に開催した初のシェアミーティング「一人で行くか早く辿り着くか遠くを目指すかみんな全滅するか」では、①地理的・経済的に不利な状況を生き抜くために何らかの文化的な策を講じる、もしくは、②健康的に他者と協働するために活動形態を工夫している8団体を招聘し、各団体が蓄積してきたノウハウの共有と交流に基づくミーティングを行いました。プレゼンテーションあり、たくさんの雑談あり、BBQあり、テント宿泊あり、そしてまた翌日もディスカッションを繰り返すという濃厚な2日間を一緒に過ごし、新たなつながりが多数誕生しました。
政治学者・丸山眞男のフレーズ「つぎつぎになりゆくいきほひ (意味:主体的に何かを「する」よりも、物事が自然に推移していくことを重んじ、その勢いに身を任せてしまう性質のこと)」 からタイトルを着想した本ミーティングでは、日本を含むアジア圏内で自主的に活動するレジデンススペースやオルタナティブスペース、ホステル、プラットフォーム、ハブ、プロジェクトなど全7組を招聘。前回と同様、文化実践者たち同士の水平的なネットワークの構築を目指します。さらに今回からは「公募団体枠」という自薦によるオープンな枠組みも追加し、それぞれがユニークな実績と資源を持ち寄り、一般来場者も含めた参加者全員が何かを交換できるような機会をつくりだします。
本イベントでは、アカデミックなカンファレンス形式ではなく、都市の裏山に集まって行うピクニックようなフラットさを可能な限り保ちつつ、「あつまる」ことで生まれる新たな連帯の機運醸成を促進します。制度化された文化機関や、大手資本による文化支援の枠組みでは手が届かないローカルな「いきほひ」へのご参加を、ぜひともお待ちしております。
(Webサイトより)

シェアミーティング2「つぎつぎに(あつまっては)なりゆくいきほひ」
日程:2025年3月22日(土)〜23日(日)(1泊2日)
会場:山中suplex
参加オルタナティブ・イニシアチブ:
AIR motomoto (熊本県荒尾市)
Center / Alternative Space and Hostel(栃木県鹿沼市)
一般社団法人鳥取クリエイティブプラットフォーム(鳥取県)
TRA-TRAVEL(大阪府大阪市)
バーンノーク・コラボラティブ・アーツ・アンド・カルチャー(ラチャブリー県、タイ)
スタジオピンクハウス+アートギャラリーミヤウチ(広島県廿日市市)
アーティスト・サポート・プロジェクト(ジョグジャカルタ、インドネシア)
公募団体(募集は終了)オブザーバー/Observer:ART JOB FAIR
※参加方法やスケジュールなど、詳細は公式サイト参照
山中suplex
滋賀県大津市山中町91