
アーティストが多く住み、官民の複数のアートプロジェクトが展開されてきた大阪市此花区で、正蓮寺川公園アートプロジェクト「konohana permanentale100+」(主催:大阪市此花区役所)が2024年度より本格始動している。阪神なんば線・千鳥橋駅の北側に位置する正蓮寺川公園とその周辺に、将来的に100以上のパブリックアートを設置することを目指しているが、その第1弾として、日本を代表する国際的なアーティスト・川俣正による新作《千鳥橋ライトポスト》が設置されることとなった。
作品制作には此花区の鉄工所や工務店が関わり、地元の技術を活かしたパブリックアートが誕生。正蓮寺川公園にかかる千鳥橋に沿って設置される。
2025年3月30日(日)に、作品のお披露目と、アーティストによるトークイベントが開催される。
アーティストからのメッセージ
道路に設置されている街灯を使ったアート作品を、此花区正蓮寺川公園を横切る千鳥橋に沿って、彫刻作品として数本設置します。
いつも見慣れている街灯、すでに誰もそこにある街灯など気にも留めないで千鳥橋を通り過ぎていく時、瞬間的にこの白く塗られた斜めに立っている数本の街灯が、目に入ってきます。
そして改めて通りに立っている街灯を見直し始めます。
この橋を通り過ぎる時、一瞬何か日常の見慣れた光景から少しだけ違う風景を感じることでしょう。


川俣 正 / Tadashi Kawamata
1977年より発表活動をはじめ、第40回ヴェネツィア・ビエンナーレ(1982)など国内外で多数のプロジェクトや展覧会に参加・発表を行っている。その後もドクメンタ、ミュンスター彫刻プロジェクトなどの国際展にて高い評価を獲得し、1998年に東京芸術大学先端芸術表現科の設立に主任教授として参画した。2006年以降、活動の拠点をフランス・パリに移し、パリ国立高等芸術学院にて教授職(2007〜2019)に就きながら、アーティストとして欧州を拠点に精力的な活動を展開している。
正蓮寺川公園アートプロジェクト「konohana permanentale100+」
パブリックアート 概要作品名: 《千鳥橋ライトポスト》
設置予定時期:2025年3月下旬頃
設置場所:正蓮寺川公園(大阪市此花区伝法2丁目付近)
設置者:大阪市此花区役所
アーティスト:川俣 正
運営:正蓮寺川公園アートプロジェクト事業連合(株式会社POS建築観察設計研究所、株式会社ウェルビーイング阪急阪神)
設計:株式会社鈴木事務所
マネージメント:大川 輝、岩根 裕子
コーディネート:松田 雅代、古谷 晃一郎
制作協力:佐々木工務株式会社、三芝工業株式会社
協力:鬼塚電気工事株式会社、阪神電気鉄道株式会社、UR都市機構関連イベント
お披露目式
日時:2025年3月30日(日)14:00〜15:00
場所:正蓮寺川公園(千鳥橋西側エリア)
主催:大阪市此花区役所
設置作品のお披露目式を作品の前で開催。14:00〜区政100周年モニュメントのセレモニー・除幕式を行い、14:30ごろ〜川俣正氏の作品のセレモニーを行う。
※小雨決行。荒天による中止もしくは会場変更の場合は、当日午前8時に公式Instagram上で発表川俣正によるアーティストトーク
日時:2025年3月30日(日)15:30〜17:00
場所:此花区民一休ホール
定員:100名(要予約・先着順)
主催:大阪市此花区役所
申込フォーム:https://forms.gle/Eaf4nQQ2pgCCYewH6問合:株式会社POS建築観察設計研究所(担当:大川・岩根) pos2009.info@gmail.com
正蓮寺川公園
大阪市此花区伝法1丁目・朝日2丁目
此花区民一休ホール
大阪市此花区四貫島1-1-18