
阿波座の⼤阪府⽴江之⼦島⽂化芸術創造センター[enoco]にて、「黒田大スケ個展 天幕のためのプラクティス」が開催される。
黒田は1982年生まれ。現在は京都を拠点に制作活動を行っている。
社会のなかに佇み、忘れられ、無視された幽霊のような存在を調査やフィールドワークを通して⾒出し、映像やインスタレーション作品として制作。近年は特に近代彫刻に関する調査をもとにした映像作品に⼒を⼊れている。
本展では、⿊⽥が2024年から⾏ってきた⼤阪の公共空間にある彫刻作品の調査を基に制作された映像作品を中⼼に構成。また、enocoに保管されている「⼤阪府20世紀美術コレクション」についても、⿊⽥のこれまでの活動と関連づけて取り上げる。
会期中には、黒田と松岡剛(広島市現代美術館主任学芸員)との対談「大阪を歩く」や、⼤阪市内の象徴的な彫刻を作家とめぐるツアーも開催。
展示やイベントを通じて、⼤阪の歴史や街と芸術との関係について考え、問い直す機会を創出する。
アーティスト・プロフィール
⿊⽥⼤スケ(くろだ だいすけ)
1982年、京都府⽣まれ。広島市⽴⼤学⼤学院博⼠後期課程修了。2019年〜2020年⽂化庁新進芸術家海外研修員(フォートワース、アメリカ)。帰国後は京都を拠点に制作活動を⾏う。社会の中に佇む幽霊のような忘れられた存在に注⽬し、近年は彫刻に関するリサーチを基に、近代以降の彫刻家やその制作⾏為をモチーフとした映像作品を制作。
主な展覧会に「第7回昌原彫刻ビエンナーレ2024『silent apple』」(昌原、韓国、2024)、KYOTO EXPERIMENT「Echoes Now」(京都芸術センター、京都、2024)、「art resonance vol.01 時代の解凍」(芦屋市⽴美術博物館、2023〜2024)、「コレクション・ハイライト+コレクション・リレーションズ[村上友重+⿊⽥⼤スケ:広島を視る]」(広島市現代美術館、2023)、「湖底から帆」(なら歴史芸術⽂化村、2023)、「DOMANI・明⽇展 2022-23」(国⽴新美術館、2023)、「あいち2022」(常滑⻘⽊製陶所、2022)などがある。
会期:2025年4⽉12⽇(⼟)〜6⽉1⽇(⽇)
会場:⼤阪府⽴江之⼦島⽂化芸術創造センター[enoco]4Fルーム1, 2, 3
時間:10:30〜18:00
休館:⽉曜
料金:⼊場無料
関連イベント
対談「⼤阪を歩く」
ゲストに松岡剛⽒をお迎えし、展⽰作品についてざっくばらんにお話しします
⽇時:4⽉20⽇(⽇)13:30〜(15:00終了予定)
会場:enoco2Fルーム8
講師:松岡剛(広島市現代美術館主任学芸員)×⿊⽥⼤スケ
定員:30名(要事前申込)
参加費:無料⼤阪の彫刻と歴史をめぐるツアー
⼤阪市内の象徴的な彫刻を作家とめぐります
⽇時: 5⽉4⽇(⽇)10:00〜12:00
場所:中之島周辺(集合場所・詳細は申し込み後に連絡)
講師:⿊⽥⼤スケ
定員:20名(要事前申込)
参加費:無料アーティスト・トーク
⽇時:5⽉25⽇(⽇)13:30〜(15:00終了予定)
講師:⿊⽥⼤スケ
会場:enoco2F ルーム8
定員:30名(要事前申込)
参加費:無料※イベント申込はこちら
主催・問合:⼤阪府⽴江之⼦島⽂化芸術創造センター [enoco] 06-6441-8050
大阪市西区江之子島2-1-34