
この街のどこか、遠い記憶のどこか。
にじむ色彩とやわらかな輪郭が重なって、
日々のくらしは、ひとつの風景へとほどけていく。おおうちひなこ、榮菜未子、823hatsumi──
三人それぞれのまなざしが描き出す、
ことばにならない感情や記憶の、やさしい重なり。静けさの中にある豊かさを、
大阪・北堀江の堀江ベースCASOでぜひご体感ください。(主催者)
–
作家プロフィール
おおうちひなこ/ Ouchi Hinako
大阪在住。イラストレーター。小さい頃から動物が好きで大学時代は生物を学んでいたことから、動物をモチーフにすることが多い。音楽や言葉からインスピレーションを得て制作したり、 心地いい線を探しながら絵を描く。関西を中心に個展を行ったり、各地のイベントで似顔絵・ワークショップなどに参加し活動を広げている。榮 菜未子 / Namiko Sakae
スペイン留学中に言葉が分からなくてもアートで心を通わせることができると実感した経験から、見た人がほっこり優しくなれるような絵を描いている。目に見えない繋がりや自分を構成する記憶や環境、自然などに想いを馳せながら、人物や動植物、また色彩や図形などにそのイメージを落とし込んでいる。
アート活動のほか壁画やキャラクター制作など、イラストレーター・デザイナーとしても活動中。823 / hatsumi
大阪市在住。大阪芸術大学デザイン学科卒業。「見た人が帰って来たくなる暖かい絵」をコンセプトに、アクリル画を中心に綿密な筆致とあたたかさを感じさせる色使いにこだわり、作品を描く。また、日本の住宅風景と、そこに住んでいた人々の思い出を絵画として残す活動を行っている。2023年からクライアントワークを行いながら、個展や展示会へ参加するなど活動中。
UNKNOWN ASIA 2024紀陽銀行賞受賞。
おおうちひなこ 榮菜未子 823hatsumi 三人展
「くらしのあわい」会期: 2025年7月5日(土)〜7月13日(日)
会場:堀江ベースCASO
時間: 13:00〜18:00(最終日は17:00まで)
休廊:7月11日(金)
料金:入場無料
※予約不要問合:06-6976-8831
主催・企画:CASOアート特区
大阪市西区北堀江1-17-1
COR 202号