2025年8月23日（土）より、放出のアートスペース・CAS（キャズ）にて、Linus Riepler展「Scenes from a passage」が開催される。

Linus Rieplerは、1984年オーストリア生まれ。「空間」や「場」をテーマに表現活動を行っている。過去に徳島県神山や三重県熊野のアーティスト・イン・レジデンスに参加し、日本でも展示を行った。

本展では、CASの建築と周辺環境に呼応したサイトスペシフィックなインスタレーションを発表する。
Rieperは今回の日本滞在中に、廊下や待合室、駅などの「移行空間」をリサーチした。そうした空間を社会や個人の変化を象徴する場として再解釈し、簡素な素材でその空気感を空間構成として表現。縁側を中心的なモチーフとし、内と外、可視と不可視、ローカルとグローバルの曖昧な境界を探るような展示となる。