
2023年と24年の夏に、歌人の岡野大嗣が生まれ育った大阪の街を、写真家の佐内正史と巡り、制作された短歌102首と写真42枚を収録した書籍『あなたに犬がそばにいた夏 短歌:岡野大嗣 写真:佐内正史』が、2025年6月にナナロク社から刊行された。
本書の舞台となった大阪での初めての展示が、2025年9月6日(土)より緑地公園のblackbird booksにて開催される。
会場では、佐内正史の手焼き写真4点、岡野大嗣の短歌と書き下ろし作品などを展示するほか、短歌×写真のTシャツ「TANKA TANG」など、刊行記念グッズも販売される。
佐内と岡野は撮影中にblackbird booksを訪れ、周辺の風景が本書にも多数収録されている。本と風景がリンクする特別な体験も味わいたい。
プロフィール
岡野大嗣(おかの・だいじ)
歌人。2014年、第1歌集『サイレンと犀』を刊行。2018年に木下龍也との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、2019年に谷川俊太郎と木下龍也との共著『今日は誰にも愛されたかった』、第2歌集『たやすみなさい』、2021年に第3歌集『音楽』、2023年に第4歌集『うれしい近況』、2024年に短歌と散文集『うたたねの地図 百年の夏休み』、作品集『時の辞典 365日の短歌』を刊行。佐内正史(さない・まさふみ)
写真家。1997年、写真集『生きている』でデビュー。2002年『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞受賞。2008年に独自レーベル「対照」を立ち上げる。近著は『写真の体毛』『静岡詩』『写真がいってかえってきた』。曽我部恵一とのユニット “擬態屋” では、詩と朗読を担当。境界線はない。
会期:2025年9月6日(土)〜28日(日)
会場:blackbird books
時間:10:00〜19:00
会期中休み:9月8日(月)、16日(火)、22日(月)
問合:06-7173-9286 info@blackbirdbooks.jp
豊中市寺内2-12-1
緑地ハッピーハイツ1F