
学校の「休み時間」を調査する『休み時間の過ごし方』を出版した團康晃と、文学と国語の関係を問い直す『「国語」と出会いなおす』の著者・矢野利裕による対談が、2025年11月22日(土)にMARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店にて行われる。
『休み時間の過ごし方』は、2025年4月に烽火書房から出版された。著者の團康晃が「調査者」として地方公立中学校に通い、生徒たちとともに日々を過ごして執筆したエスノグラフィーだ。何気なく学校に居ること、授業ではなくその隙間である「休み時間」の経験がいかなるものなのか調査することを通して、学校に居ることの意味を問い、外の文化が学校の内側にどう持ち込まれているのか、学校の中でどのように文化やアイデンティティが育まれているかを明らかにしている。
フィルムアート社から同じく2025年4月に出版された『「国語」と出会いなおす』は、現役国語教師で批評家の矢野利裕による著書。国語と文学の歩んできた微妙な関係を紐解きながら、ゆるやかな共同性を育む教室の可能性と、小説の持つ多様でゆたかな解釈を結びつける一冊。
今回のイベントでは、それぞれに「休み時間」と「国語」というテーマについて見つめてきた2人が、「『学校』とは何だったのか」という問いについて語る。
團康晃
1985年生まれ。大阪経済大学情報社会学部准教授。専門は文化社会学・メディア論・エスノメソドロジー研究。共編著に『楽しみの技法―趣味実践の社会学』(ナカニシヤ出版)、『社会にとって趣味とは何か:文化社会学の方法規準』(河出書房新社)、『学びをみとる―エスノメソドロジー・会話分析による授業の分析』(新曜社)など。矢野利裕
1983年生まれ。批評、DJ。文芸と音楽を中心に批評活動をおこなう。著書に、『「国語」と出会いなおす』(フィルムアート社)、『学校するからだ』(晶文社)、『今日よりもマシな明日 文学芸能論』(講談社)などがある。
日時:2025年11月22日(土)15:00~16:30
会場:MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 ※オンライン視聴(アーカイブ配信)あり
登壇:團康晃、矢野利裕
料金:1,650円(税込)
※チケット購入はこちらアーカイブ配信期間:2025年11月23日15:00~12月7日23:59
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
大阪市北区茶屋町7-20
チャスカ茶屋町 B1~4F



