2010年9月に天神橋で開店し、2012年に東横堀川沿いに移転したFOLK old book store。本のみならずイラストレーターやミュージシャンなどの雑貨やCDも扱い、店内のギャラリースペースでは多彩なアーティストの展示が継続的に開催されている。
同店の開店15周年を記念して、2025年12月19日（金）に、「川」と題したライブが大阪市中央公会堂にて開催される。

店内でライブを開催するなど、音楽関係の企画も手がける店主の吉村祥が今回出演を依頼したのは、井上園子と奇妙礼太郎の2人。
井上は、2022年よりアルバイト先のオーナーの一声をきっかけに神奈川県で音楽活動を開始。両親の影響で聴き馴染んでいた1960〜70年代のフォーク、ロック、ブルース、カントリー、ブルーグラスといったスタイルの音楽をベースに、日常の一コマを独特な視点で“言葉”に置き換えた唯一無二の世界観を提示するシンガー・ソングライターだ。
奇妙は大阪府出身で、1998年より音楽活動開始。奇妙礼太郎トラベルスイング楽団、天才バンド、アニメーションズ等のバンドを経て、2017年ソロメジャーデビューした。「FUJI ROCK FESTIVAL」や「RISING SUN ROCK FESTIVAL」等の国内フェスを含め、年間200本以上のライブに出演。またボーカリストとして多数のCM歌唱も担当するほか、写真展も実施するなど、活動は多岐にわたっている。

会場の大阪市中央公会堂は、国の重要文化財に指定されている建物。レトロな魅力あふれる空間に、2人の弾き語りがどのように響くのか、会場で体感したい。

なお、本イベントの広報物には写真家・佐伯慎亮の写真が使われており、デザインは堂寛子が担当。ポスターやしおり型のフライヤーは数種類制作されており、広報物自体が作品のような存在感を放っている。