
溝口菜津美がマネージャーを務める奈良市東城戸町(ならまち)のアートスペース「sonatine(ソナチネ)」にて、2026年5月2日(土)より、テキスタイル作家・清原遥の個展「発光」が開催される。
染色の技術を用いたテキスタイル作品を中心に制作を行う清原遥氏ですが、毎年作品カレンダーも発表しており、2026年カレンダーと今回の個展は同じタイトルです。
2026年は「光」をキーワードに2月〜4月にかけて、神奈川、愛媛、兵庫など別会場にて展示を開催してきました。1年で開催される展示はそれぞれが地続きに、音楽アルバムの1曲のように収録されていくイメージです。
今回、奈良での展示もその続きという位置付けですが、年内関西では最も大きな展示となります。
大判布作品を中心に、古民家の会場であるsonatineを丸々使ったインスタレーション展示を展開、音楽家のhàmme氏によるオリジナル楽曲が会場音楽として流れます。ハンカチやスカーフなどの小作品も展示販売予定です。また、会期中イベントとして、5月16日(土)には京都の和菓子屋「みのり菓子」による出張喫茶も予定しています。鑑賞を通して、空間に身を置くことで、自分の内側を感じられる時間を持つための展示内容です。
新緑が芽生え、夏に向かう日差しがまぶしい季節に、ゆっくり時間を忘れてご鑑賞ください。(プレスリリースより)

大阪出身。主にテキスタイルの作家。京都市立芸術大学 工芸科 染織 卒。
textile = drawing + playing をテーマに木洩れ日や朝焼けなど同一の場所で刻々と揺れ動く景色を刹那的な絵画と捉え、その一瞬一瞬を布に留める試みをしている。
今回のテーマについて
光はどこからやってきて、どこへ消えていくのでしょうか。
私たちは時折、日々生きていく中で起こる、どうしようもないやるせなさや、積み重なるタスク、アクシデント、漠然とした未来への不安で、頭の中が溢れていっぱいいっぱいになったりする。
今手にしているものがたくさんあるのに、持っていない何かを欲しがって、ないものにばかり目を向けたりしてみている。隣の芝はいつだって青く、ただただ眺めるばかりだ。でも、本当はたぶん、ただそこに在る、自分が存在していることを認めるだけで実は十分なのかもしれない。
毎日がとてつもない早さで流れていってしまうので、その日々を味わうことが、近ごろとても贅沢なものになった気がします。私たちはつい、暗闇を照らしてくれる「どこか遠くにある光」を無意識に求めているのかもしれません。
ただそこに在るだけで、私たちはすでに熱を放ち、光っている。
それは自分でも気づかないほど微かな温度かもしれないけれど、光っている。
両手からこぼれてしまうくらいに、溢れて、光っている。
と、信じられなくても、まず信じてみる。ただそこに「在る」輪郭をなぞりながら、光の形を捉えられたら、目に見えている世界に変化がなかったとしても、自分の心が、こう、少し、ほんの数ミリ動かないかな?と制作を通して探っています。
清原遥 個展「発光」
会期:2026年5月2日(土)〜5月17日(日)
会場:sonatine
時間:11:00〜17:00
休館;5月 7日・12日・13日
入場料:800円(入場料は現金のみ)
会期中イベント
みのり菓子 出張喫茶
京都・二条に工房、喫茶を構える人気の和菓子店が、個展「発光」をイメージした創作和菓子を提供。
日時:5月16日(土)4部制
一部 11:00〜12:00 二部 12:30〜13:30 三部 14:00〜15:00 四部 15:30〜16:30
料金:2,000円(ドリンク付き)※別途入場料
定員:各回10名
※予約優先。sonatineのInstagramまでDMにて名前と希望の時間帯、人数を連絡
奈良市東城戸町9




