
1968年に茨木市で始まった「現代美術-茨木」は、無審査・自由出品のアンデパンダン形式による公募展だ。1981年からは現代作家を招待する特集作家部門が設けられ、毎年2〜4名の作家の作品を紹介している。
2026年6月20日(土)〜7月5日(日)まで、同展の特集作家経験者を中心に構成された「茨木現代美術の会」による展示企画「まばらに光る」が、阪急駅前茨木ビル「Socio1」にて開催される。
何かが終わり、何かが始まる。その連なりは今この瞬間にも生まれては消えています。そのまばらな光は、変化の中に訪れる喜びや痛みのように、ただそこにしかない一瞬の輝きを見せているでしょう。
56年前に建てられた阪急茨木市駅となりのビル「Socio(ソシオ)」は、長い年月をまちの暮らしとともに歩んできた複合型商業施設です。しかし老朽化などの理由から、来年以降に建て替えが予定されています。Socioで重ねられてきた時間は、まちの記憶のあちらこちらで小さく瞬いています。
Socioが建てられた同じ頃、茨木市では「絵画」や「彫刻」といった呼び名に収まらない作品を紹介する展覧会がはじまりました。「現代美術−茨木」として現在まで続くその活動は、茨木市と作家たちによって運営され、これまで50回以上の開催を重ねています。そこで持ち寄られてきた作品もまた作家一人一人の生の結晶として、茨木市の記憶に光を点してきたのかもしれません。そしてこの度、私たちは新しい「茨木現代美術の会」としてSocioにて展覧会を開催します。
建て替えを前にしたSocioと、新たな挑戦へと向かう茨木現代美術の会。二つが交差するこの場所で、表現を通して人と場所との関係を見つめ直します。移ろいゆく場所について、展示をすることでしか残せない記録(或いは記憶)があるのではないでしょうか。先人たちが空の星を繋いで物語を思い描いたように、“Socio”と“作品”、“そして見にきてくださった方”の持つそれぞれの光が、重なったりズレたりしながら生きた関係を発見するような場所となればと願っています。
(主催者)
「まばらに光る」
現代美術-茨木展の特集作家経験者を中心に構成された、茨木現代美術の会による展示企画会期:2026年6月20日(土)〜7月5日(日)
会場:阪急駅前茨木ビル「Socio1」1階、2階
時間:12:00〜19:00
休み:6月22日(月)、29日(月)、30日(火)、7月1日(水)
料金:入場無料
参加作家:生田 謙一郎、大前 春菜、川口 洋子、葛本 康彰、高田 靖子、中澤 てるゆき、仲摩 洋一、中屋敷 智生、長谷川 一郎、浜本 隆司、林 宰久、山本 有子、吉村 昌子、若林 節子、わにぶち みき
主催:茨木現代美術の会
協力:茨木市参加作家によるアーティストトークツアー
realSOUと合同で各階を巡りながら展示作家によるトークを行う。
日時:7月4日(土)16:00〜と(1時間30分程度)
会場:阪急駅前茨木ビル「Socio1」1階〜3階
料金:参加無料、参加自由日替わりカフェ
阪急駅前茨木ビルSocio1の1階オープンスペースに、個性豊かな出張カフェが日替わり出店予定。同時開催
第53回 現代美術−茨木2026展「脈打つ境界」
会期:6月23日(土)〜28日(日)
会場:茨木市文化・子育て複合施設 おにクル
Socio1
茨木市永代町5-5(阪急茨木市駅直結)
※ 西側ロータリーからビルに向かって左側の入口から入場


