
南堀江のTEZUKAYAMA GALLERYにて、2026年7月4日(土)より、築山有城による個展「Exhibition 2026」と、ア ーカイブ展「築山有城:雷鳴の十年」が同時開催される。
築山は1976年兵庫県神戸市生まれ。2000年京都造形芸術大学芸術学部美術科彫刻コース卒業。
個人としての展示に加え、C.A.P. (芸術と計画会議)のメンバーとしても活動し、2023年からは代表を務めている。
TEZUKAYAMA GALLERYでは、Main Galleryにて築山有城による個展「Exhibition 2026」を開催いたします。また、Viewing Roomにおきましても、アーカイブ展「築山有城:雷鳴の十年」を同時開催いたします。
約11年前に築山が40歳、ギャラリー代表の松尾が50歳を迎えるにあたって築山から提案があり、その後10年間毎年個展を行うこととなりました。以後これまでの個展では毎年多岐にわたる素材を基に制作された作品で構成した展示を行ってまいりました。1年目はホームセンターで購入できるペンキを10色、それぞれ一缶使い切るまで塗り重ねる平面作品「paint it flood」を展開し、このカラーが後の各年のテーマカラーとなります。2年目以降も木や金属、ペンキ、使い古された石膏像など、様々な素材を使用しますが、ほぼすべてがその時に偶然出会った素材に魅せられ、そこからイメージを膨らませてその素材を生かしつつも築山の手によって存在感のある作品に仕上げていきます。築山は既に多くのキャリアを積み、アーティストとして確立した独自のスタイルを持って作品を制作していますが、当初は色んな素材を使って色んな表現があるため、正直器用ではあるが掴みどころがない印象を持ちました。それ故我々にとっても10年のあいだ毎年個展をすることで、それぞれが築山の象徴となり得ることを期待しました。そして正に築山の神髄を見せることになり、築山らしさというものがより深く理解できることになったのです。そして今年がその最終となる展覧会です。10年目の今年は2スペースでの展示を行います。メインギャラリーでは「IC基板」の素材を使い、VIEWING ROOMではこれまで9年の展示を振り返りつつ、2015年「芦屋シューレ」で展示した「垂木フィクション」を再構成して展示いたします。またこれまで各展覧会で制作したカタログ10冊を収納するボックスを、今回築山が特別に制作します。こちらはオリジナルドローイングをセットにして販売いたします。
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アーティスト・ステートメント
「築山さん、またTEZUKAYAMAの個展用に何か作るんですか?」
壊れたモニターを運んでいる時に仲間に掛けられたこの一言が新作「Super Sonic Smart Sculpture」の起点となっている。日常生活で出会ったものごとからインスピレーションを得てアートワークへと発展させる。昔から変わらない創作への姿勢と言えばこれくらいだろうか。ついに荷物を運んでいるだけで何かを画策しているかのように見られるようになった。それならばと壊れたモニターを試しに分解してみたところ、内部にあるIC基板に目がいき紆余曲折を経て本年の新作が誕生した。大小の基板は、離れて見ると都市の姿を想起させる。より小さく、早く、安く、合理的に考えられた構造がこれに重なるのは偶然ではないはずだ。無駄のない設計を考えれば、これらはおのずとどこか似たような形態になっていくのだろう。
私が続けてきた創作の手法では、文章は後から考える。「こうすればおもしろくなるはず」と手を動かしてさまざまな素材で遊んでみる。しかし、つくればつくるほどに謎は深まるばかりだ。合理的な構造やスマートな設計とは縁遠い行為だが、違うからこそそこに無限のおもしろさが潜んでいる。苦情のない都市、何もおこらない街、人々が望むのはそういった場所で暮らすスマートライフなのだろうか。私はこれからもたくさんの寄り道をしながら、タイパとコスパの悪い表現を続けていくことだろう。
築山有城
(プレスリリースより)
会期:2026年7月4日(土)〜8月1日(土)
会場:TEZUKAYAMA GALLERY Main Gallery
時間:12:00~19:00
休廊:日・月曜、祝日
同時開催
ア ーカイブ展「築山有城:雷鳴の十年」
会場:TEZUKAYAMA GALLERY Viewing Room
大阪市西区南堀江1-19-27
山崎ビル2F






